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「この人素敵!」と思える先輩の振る舞い

先日、私が尊敬する大先輩とお話する機会があった。

なぜ尊敬しているか。
それは私のモヤモヤを驚くほどわかりやすく言語化してくれるから。

大先輩がもつこれまでの豊富な人生経験があるからこその説得力とともに、見事に私のモヤモヤを「それはね、こう言うことなんですよ」と説明してくれる。

その大先輩と話をする中で気づいた。それは、私が「この人素敵!」と思える振る舞いには共通項があると言うこと。大きく次の3つだ。

①端的にアドバイスできる。

大先輩は、うんうん・・・とじっくり私の話を聞き、丁寧にアドバイスをしてくれる。

自分の経験を抽象化して、エッセンスだけ抽出しているので、そのアドバイスはいつも端的でわかりやすい。「私の時はこうだった」みたいな話はあまりせず、元となったエピソードを私が尋ねた時だけ話してくれる。

私はどうだったか。後輩にアドバイスする時、結構な確率で自分の話を例えに持ち出していた気がする。大反省してこれから気をつけよう。

②自分のスキルや人脈を惜しみなく使ってくれる。

大先輩は自分のスキルや人脈を惜しまない。

「こうやったら効率的ですよ」とか、どうにも困って助けを求めたときに「私から話しておきましょうか」など、自分のスキルや人脈を気前よく使って助けてくれる。

「あの人に貸しを作りたくないからな」とか「借りがあるから返さなくちゃ」とか、そんなちっぽけなことは言わないのだ。はぁかっこいい。

私にはこのちっぽけマインドがまだまだある・・・素敵な先輩への道は遠い。

③後進に道を譲れる

一番刺さった大先輩の言葉。

「今の管理職はね、新しい分野に挑戦すると、自分の知識が活かせる場がなくなるの。そして居場所がなくなる。だから新しい分野に挑戦しないのよ」

グサグサ刺さった。その通りだ。

歳や立場に関係なく、新しい分野にどんどん挑戦する。苦手ならそれを得意とする新しい人にやってもらったり、助けてもらう。

もし自分がその場所にいる意味がなくなったなら、新たなステージに進む。

管理職のポストが足らない、なんて話を聞くけれど、古い管理職が潔く、新しい世代に道を譲ればいいのだ。

おまけ

大先輩はどんどん新しい道を選んで自分のテリトリーを後輩に譲ってきた方。
だから視野が広く、視座が高く、後輩からの信頼が厚い。

そして今はこうやって後輩に的確で優しいアドバイスをくれ、支えてくれる。

私も幾つになっても、大先輩のように過去に固執せず、軽やかに新たなステージを歩める人でありたいと思う。

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Naho/働いてても野球少年を育てられる!
野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。

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