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C-04

 プロモーションの話し。少しつづきです。

 前回はレコード会社やプロダクションがやってる宣伝活動を書きました。しかし宣伝は何もスタッフだけがやる仕事ではないのです。

 アピールする=宣伝行為、と僕は思っていてココナッツボーイズと名乗っていた時代、僕はメンバーに提案した事があります。

 オレ達レコード会社の中でもなんかすみっこにいる気がしない?まずは自分達の所属しているレコード会社内でもっと目立つ必要があるんじゃないかなぁ?と。

 あれは確か池袋ヤマハのリハスタで練習した後まだ池袋くらいしかなかった定食屋の大戸屋で飯を食べてる時でした。(ふりかけのボトルキープがこの店にはあった。後にザ、ベストテンで取り上げられたTBSの社員食堂に出演者が出入りしていてそれがCCBでありおまけにあろう事か自分達の名前をマジックで書いたふりかけのボトルキープを社食のおばちゃんに無理矢理させている、という話題が取り上げられたました 爆)

 ちなみにリハスタってまだあまりなかったから色んなバンドやアーティストが池袋ヤマハでリハしてましたね。見かけた事あるのは、子供バンド、とか、来生たかおさん、とかがやってました。もっと話しはそれますがこれも僕の定かではない記憶ですが、当時ココナッツボーイズは四谷のフォーバレー(四ツ谷の直訳w)で、安全地帯、と対バンした事があった気がします。意外な取り合わせでしょ?

 少し前後しますが実はフォーバレーの店長にその後なった吉川君は(今は偉くなってるんだろうなぁ)CCBの初の渋谷公会堂のコンサートでミキサーをやってくれた人です。ミキサーというのはサウンドエンジニアの意味です。

 で、話し戻しますが、僕たちはレコード会社でもっと目立ってレコード会社の人達の注目をもっと集めなきゃダメだろ?と考えたんです。例えば他のアーティストの担当の人もつい僕たちのバンドの事を局やレコード店なんかで話しちゃうっていう事もあるんじゃないか?と考えたんです。後で担当者というのは受け持ったアーティストの事で必死でつい話すなんて事はあまりない、と聞かされましたが僕等は当時あくまで前向きで積極的でした。

 自分たちで自分たちを宣伝する。内輪のスタッフにアピールしていく。こういう気合いのあるバンドこそ可愛がられて売れていくというのもまた当時の事実でもありました。コミュ障なんて言ってたらネットのない時代はダメだった。もっとドロ臭くやらなきゃダメだったんです。

      つづく、 とってもそんな予感がしてきた。




 

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