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日本のトップクリエイターが語る「バズる動画の特徴」とは?5人のクリエイターの技術が凄すぎた

このnoteアカウントでは、シュールな広告プランナー・セカイ監督の頭の中を覗く記事や、広報チームによるクリエイティブ制作豆知識のコラムとともに、日本のトップクリエイターにその極意を聞くインタビュー記事を投稿してきました。

その一つひとつが深い話ばかりで、無料で読んでいいの?と思うほど学びが詰まった内容となりました。

今回は、5人のクリエイターのインタビュー記事の中から、一人ひとつずつ厳選した「バズる動画の特徴」をまとめて紹介します!

どれも濃い情報なので、「この話もっと聞きたい!」と思った方はぜひ個別のインタビュー記事も読んでみてくださいね。

【日本のトップクリエイターが語る「バズる動画の特徴」5選】

①独自の世界観を最初に作る

運営するYouTubeチャンネルのチャンネル登録者数が計450万人を超えるYouTubeマーケッター・MIKIOさんのインタビュー記事は、2023年12月時点で170以上の「スキ!」を集めた人気の記事となりました。

MIKIOさんはインタビューの中で本当に多くの知識を共有してくれたのですが、特に「何でも真似できる時代において、真似できないその人だけの世界観が大事」と語っています。

テーマやコンセプトの需要を意識しつつ、そのアカウントだけが持つ世界観を確立することで、唯一無二の立ち位置を確立できると言えますね。

MIKIO:今ってなんでも真似できる時代じゃないですか。ビジネスもそうですし、着る服や髪型、アクセサリーも、全て真似ができちゃうんですよ。でも、「本質の部分」は真似できないと思っています。ちょっと抽象度が高いのですが、他者が真似した時に寒くなるような設計をすることを心がけています。

セカイ監督:確かに。それが1番難しいんですけどね。

MIKIO:例えば僕がプロデュースして1年半で20万人を超えたチャンネルでは、そもそも需要があったテーマに加えて、もう一つ需要を作り出すための種を撒く作業をしたんですよ。

セカイ監督:詳しく知りたい!

MIKIO:例えばご飯を作るチャンネルで、唐揚げを作る動画があるとします。その唐揚げを作る工程の中に、その人の人間性やそのチャンネルでしか味わえない感覚ってありますよね。人気のチャンネルにはほぼそれがあるんですよ。その世界観や独自性が、僕はすごく大事だと思っています。 「真似はできるけど真似しても本人を超えられない」ものを最初に作り出すことが重要ですね。

▼総登録者450万人超のYouTubeマーケター・MIKIOさんと語る「世界観の作り方」と「ビジネスとクリエイティブの掛け算」

②内容よりも「設定」が面白いかどうか

「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞優秀作品賞を受賞した脚本家・政池洋佑さんは「設定」について話してくれました。

「豊臣秀吉がタイムスリップとしてスタートアップで働く」といった字面だけで面白そうな設定も、「見たことない設定はどんなものなのか?」「どんな設定だったら今の時代にウケるのか?」と設定にこだわることで中身も面白くなると語っています。

ちなみに、政池さんは脚本を考える際に「こういう設定だったらどんな展開が考えられますか?」といったプロンプトでChatGPTを活用して、そこから作品の展開を膨らませることもあるそうです。

セカイ監督:政池さんは企画を作ることもあるんですか?

政池さん:ありますね。最近だと、テレビ愛知さんから「愛知県を舞台にした話を考えてほしい」と言われて、「豊臣秀吉がタイムスリップとしてスタートアップで働く」という企画を3行で送ったら通りました。今後は、オリジナルの企画をどんどん作れる脚本家になれるといいなとも思っています。

セカイ監督:なるほど。両方やるということですね。

政池さん:ただ、自分の気持ちが乗れない企画もあるので、基本は自分が得意な内容のものを受けるというルールは決めてます。

セカイ監督:どんなものが得意なんですか?

政池さん:僕、設定フェチ・ログライン(要約)フェチなんですよ。とにかく設定が面白いものを考えたいんです。設定が面白いと、ベタなことをやってもウケるんですよね。なので、設定が面白いテーマが来たらワクワクします。

▼「ハケンアニメ!」の脚本家・政池洋佑さんが語る、バズを生み出す「設定力」とは?

③視点をずらして逆転の発想で考える

株式会社テテマーチの広告プランナーとして数々の賞を受賞しているふくままさひろさんのインタビューは、ふくまさんが企画したアース製薬株式会社のゴキブリ目線のInstagramの話から始まりました。

アース製薬の殺虫剤は人間が使うもので、普通「人間が殺虫剤を使ってゴキブリをやっつける」というロジックになりますが、逆転の発想で「人間が使う殺虫剤によってやっつけられるゴキブリ」の目線の投稿を作成した結果バズり、現在ではゴキブリ目線のゲームを開発するまでになりました。

すでにある商品やサービスも、視点を変えると新しい価値が生まれ、クリエイティブなコンテンツを制作できることに繋がっていくのです。

セカイ監督:ゴキブリの視点から見たinstagramの企画、天才だと思いました。そういう企画のロジックってどうやって組み立てているんですか?

ふくまさん:めっちゃ普通なんですけど、面白いと感じたものはとりあえずアーカイブしていって、それらを後から見て「こういう型がありそうだな」と考えています。面白いものには必ず型があると思っているので。

セカイ監督:共通点も探せばありそうですよね。

ふくまさん:例えばセカイ監督が作ったアイスのCMの「もし学園モノの登場人物がお年寄りだったら」もそうで、「もしも〇〇シリーズ」「ここをずらしたら面白くなるな」といった型みたいなものがたくさんあると思うんです。その中から、今回は「人の目線ではなく違うものの目線からやる」というフォーマットを使いました。

セカイ監督:あー、なるほど。

ふくまさん:扇風機目線とか、そういう「目線をずらす」系も結構あって、Twitterでも結構バズってたんです。それで今回、ゴキブリ目線のInstagramをやってみたら面白いかなと思ってやってみたんです。

▼ゴキブリ目線のInstagram!?広告プランナー・ふくままさひろさんに聞く「話題を生むクリエイティブ企画の作り方」

④商品が売れることをゴールに広告を作る

電通出身で、現在はMBAを持つクリエイティブディレクターとして活躍する北尾昌大さんは、経営目線でクリエイティブについて多くのことを教えてくれました。

その中でセカイ監督が「広告はバズってなんぼ」という過去の風潮について触れ、そこで北尾さんは「売れるvs面白いの対立構造自体が間違っている」という意見をもとに広告制作の心構えについて話してくれました。

「面白い広告を作って売る」のではなく、「売れる仮説を立てて、その広告の中に面白い要素を盛り込んでいく」というロジックが大切ということですね。

セカイ監督:少し前に「広告はバズってなんぼ」みたいな風潮がありましたし、「面白いものを作ればそれでいい」という空気も多少あるような気がしていますが、そのあたりどのように考えていますか?

北尾さん:自分の考えとしては「売れるvs面白い」という対立構造がそもそも間違っていると思っていて、広告はどういう内容であれ「売れることがゴールであるべき」だと考えています。使った1円を1.1円以上にしてお返しするために、じゃあどう売上を上げようか?と考えるわけですが、例えば住宅のような高価な商材であれば、広告が面白いだけでは売れないですよね。逆に、コンビニで売っているお菓子などであれば、広告が面白くバズれば売れる可能性が上がるので、面白さを狙うのも方法の一つです。広告は「どうすれば売上につながるか?」を考え抜いて作るものだと思っています。

▼MBA x クリエイティブディレクター・北尾昌大さんが語る「クリエイティブ×ビジネスの世界」

⑤自分のエゴを反映する

最後は、セカイ監督と一緒にYouTubeチャンネル「しゅくろーから夜更かし」を運営している和田崇太郎さんの、計1600万回超えの再生回数を誇る恋愛ドラマの裏話を伺いました。

サムネイルとタイトルを4〜5パターン用意して、公開後数日は1時間ごとに変更するなど徹底的なマーケティングへのこだわりとともに、自分自身がイラっとしたことがしっかり作品に反映されているかも重要視しているそうです。

マーケティングを強化して多くの人に見てもらえる体制を構築した上で、自分自身が本当に伝えたいことを作品に昇華していく姿勢こそが、トップクリエイターたる所以なのでしょう。

セカイ監督:クリエイターとしてのそうたろーのこだわりも聞いていきたいな。

和田さん:ここまでの話と被るけど、一つはやっぱりマーケティングかな。YouTubeという媒体に合ったコンテンツ作りを心がけていて、とにかく展開の早さが大事。映画が好きな人が映画のテンポで作ったりしているけど、それではYouTubeでは観られないし。「この表情めっちゃいいから本当は5秒使いたいけど、YouTubeに合わせて2秒しか使わない」みたいなことは結構やるね。本当はやりたくないけど。

セカイ監督:そうなんだ。でも俺は、TikTokとかYouTubeとかを結構観るから、そうたろーのドラマのテンポ感は結構好きだな〜。

和田さん:僕自身も「これはこれで面白い」と思って作っているから全然OK。もう一つは「自分のエゴをしっかりと入れる」ことで、具体的には「自分がイラっとしたことが反映されているかどうか?社会に対して言いたいことはあるか?」ということ。例えば「セフレがいる人生もいいよね、美しいよね」というドラマが流行っていた時期に、当時僕は「本当はもっとドロドロしてて気持ち悪いでしょ」と石を投げたくなったんよね。こんな風に、自分が日々感じているイライラを作品に反映するようにしている。

▼YouTube恋愛ドラマが計1600万回再生!役者&広告会社代表の和田崇太郎さんと語る「エモいエンタメ」の作り方

【日本のトップクリエイターが語る「バズる動画の特徴」 まとめ】

今回は、これまでのトップクリエイターのインタビュー記事の中から珠玉の技術を5つだけ紹介しました。

最前線で戦うクリエイターの経験が詰まった技術を凝縮してお伝えしたので、「もっと知りたい!」と思った方が多いと思います。

そういう方は、ぜひ個別のインタビュー記事や他のコラム記事も読んでみてくださいね。

そして、広告動画の制作について相談したいという方は、ぜひ最後のフォームよりお問合せください。


セカイ監督は「オモシロイ広告専門の映像屋」として、ユーモアとシュールさを前面に打ち出した広告動画を制作しています!

”独自性”のあるオモシロイ動画広告によって、「認知拡大」「商品購入」「採用」などビジネスにおける様々な課題を解決しています。

セカイ監督の制作する映像の特徴は以下の通りです。

1. シュールで面白い映像に特化
一癖も二癖もあるけど笑える映像の専門家。コメント欄には「盛大にお茶吹いた」「この広告にGO出した会社どこだよww」と、愛のあるツッコミが殺到!

2. SNSでバズらせるノウハウ
バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。

3. 他には真似できない圧倒的な企画力
時代的に何が求められていて、どんな企画がウケやすいのか。トレンドや親しみのあるフォーマットを取り入れながらも、意外性のある作品制作に定評アリ。

なぜか最後まで見てしまうアイス屋さんのCM

トラウマ確定な昭和のアイス屋さんのCM

この記事を読んで、セカイ監督のことが少しでも気になった方は以下のHPもぜひご覧ください!


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