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君たちはどんな世界を生きるのか?【第14回】国内の物価は超高騰&モノが無くなる!?
第1回は ↓ から
【前回】「世界単位」のモノ争奪戦が始まる スマホ等のハイテク機器の材料は2050年には枯渇する!?
さて前回は、世界の人口はもりもり増えている状態なので
①需要が上がる=生産が間に合わない
②原材料も枯渇の可能性が高くなる
③だから物価高は止まらず進み続ける
ということを言いました。
そしてその中に日本も参戦しなくてはなりません。
では日本はどんな状態で参戦しないといけないのでしょうか?
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国内はボロボロの状態で「物価高騰、枯渇争奪戦」へ
「未来の日本では物価はどうなるのか?」を第4回で話しましたが、今一度見ていきましょう。
①今は「今の価格(人口と高齢率)」で成り立っている。
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②「人口激減(半分)」+「異常な高齢率」の到来による需要の激減
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③国内需要は成り立たず、国内店舗はひん死になる
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さて↑③三番目の絵を見てください。
物の価格が落ちてますよね?
日本では「物が安くないと、売れない」状態になるわけです…
これに「世界の状況」を合わせてみましょう。
①「未来の世界各国」では「需要が上がる」ので、「物の価格がぐんと上がる」(黒丸の「現在の価格」→青丸の「高価格」に移る)
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②「未来の日本」は、「需要が減る」ので、「物の価格が安くなる」
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③「日本の物価基準」では、争奪戦が起こる「世界基準価格」は異常なほど高く見える!
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じゃあ「高くても買えばいいじゃん!」と思うかもしれませんが、ここでGDPが出てきます。
日本は人口半分に向かうので、単純に考えてGDP(国内総生産)は半分。
「GDP=総生産」というからややこしいのですが、これは第5話で言った通り「みんなの給料=購買力」にも等しいわけです。
https://note.com/sekaijuku/n/n5d31cb091896
日本全体の「購買力=物を買うお金」も半分に向かう。
①この人数で売買(GDP)してたものが
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②国内はこの人数でしか売買できない
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買う人(量)は半分になるので、作るのも半分。
動くお金も半分。
日本のお金=購買力も半分になる。
購買力半分になった日本を想像しよう
さて、日本全体として購買力が半分になった状態で、世界相手の高値でのモノ争奪戦に勝てるでしょうか?
お金がないんだから買えない。
第7回目では、国内に限定しても、職がない状況が生まれる可能性を言いました。
それに「世界」の状況を加えると、より過酷になるわけです。
生きるために必要なモノが無い。
あっても、庶民からしたら、異常な程の高値になっているわけです。
庶民が暮らしていけるでしょうか?
モノが余って、捨てまくっている現状からは考えられない状況です。
ただ間違いなく、世界相手、しかも人口増加国相手には買い負けるでしょう。
買い負けた日本で何が起こるのか?
最近(2024年8月頃)、「スーパーの棚から米が消える」ということがありました。
そして米の価格もほぼ前年の2倍ほどの金額になりました。
そんな状況が、ほぼ全ての品においてそうなる。
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日本は現在、経済的に豊かな国です。
しかし、弱点があります。
それは「資源」がないことです。
大豆(豆腐、味噌)や小麦(めん類全部、パン)やとうもろこし(スナック菓子、動物の餌)等の食料はもちろん、石油等のエネルギー、レアメタル等の金属、木材等含め、多くのものを海外からの輸入に「現状」ですら頼っています。
この弱点がなんとかなっているのは、「日本に購買力=お金=GDP」があるからです。
しかし、これから購買力すら失われます。
弱点は重くのしかかり、モノが無いし、モノを買えない日本になっていく。
子どもはいきなりこんな状態から始まるわけです。
とても厳しいことになるとしか言う事ができません。
さて、では日本はどんな国になっていくのか?
もう少しだけ考えてみていきたいと思います。
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