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アメリカ往復日記 #5|極寒のナイアガラの滝
※こちらの記事の続き。
シカゴからバッファローへ
ニューヨーク州のBuffalo-Depew駅へ向かう車内。なかなか眠れない夜だった。明日の夜は、電車の乗り継ぎのために深夜3時まで起きていないといけないことを考えると、十分に眠っておきたいところだったが。
どうやら電車は1時間程度遅れて走っているようである。夜だし暗いし、外の景色を見ることもできないので、ひたすら体の向きを変えては、楽に眠れる姿勢を探していた。
朝5時30分ごろに目が覚める、なんだかんだいって、それからはずっと起きていた気がする。7時30分ごろに日が昇り始めて、次第に窓の外の景色が明るんでくる。雪はそこまで積もっていない様子。葉を落とした木々の林が広がる土地、ところどころに一軒家が建ち並ぶ。8時過ぎ、朝食。予定では8時58分にBuffalo駅に到着なので、そろそろと荷物をまとめる。
9時過ぎ、とある駅に停車。おそらくは五大湖の一つのエリー湖の名についているErie駅。これはBuffalo駅の一つ手前ではあるけれども、時刻表によるとここから1時間30分かかるそうだ。え、そんな遅れているのか!
そんなこんなで10時30分にBuffalo駅に到着。隣に座っていた女の子は無事に母親と再会し、ホーム上で抱擁を交わしていた。それを横目に駅の待合所へ。
※シカゴからのざっくりの位置関係。ナイアガラの滝は、バッファローの程近く、エリー湖とオンタリオ湖の間に位置する。
バス乗り場があるショッピングモールまで向かうことにするが、これが非常に寒い。霧雨が降りつける。モール内のベンチで昼食を済ませ、Buffalo Downtownへ向かう12時発のバスに乗り込んだ。周りの景色は少し錆びれた感じ、いくらか前にテレビで見たデトロイトの風景と似ていると感じた。雨で周りが薄暗いせいもあるだろう。乗客も黒人の割合が多くなった。
そして、ナイアガラの滝へ
Downtownのバスターミナルへ到着。遠目にコカ・コーラパークを見つけるものの、出歩く気にはなれず、次のバスへの乗り継ぎ場所へ向かう。待つこと15分ほど、到着したNFTA#40のバスへ乗り込み、いよいよNiagara Fallsへと向かう。
降りた先は極寒の世界。ハードロックカフェ前のベンチで完全な防寒体制をとる。厚手の靴下を穿く。凍った公園を抜け、インフォメーションセンターを通り、ついにアメリカ滝とのご対面。正直、水の色が茶色く濁っていて、澄んでいなかったのが残念ではあったけれども、やはりさすがのスケール。
冬で路面が凍結しているということもあり、立ち入り禁止区域が多く設けられていたのだけれど、まあ安全のためだよなと納得。展望タワーにも上る。1ドルするものだと思っていたけれど、冬季と言うことで入場は無料。多少はいい角度で滝を眺められる。
その後、歩いてGoat Islandへ向かい、Horseshoe Fallsを拝む。こちらは水がきれいだった。ただやはり角度が見づらくはある。島をぐるりと歩いて一周。
夕方5時からのライトアップに備えて、いったんインフォメーションセンターに戻り、ホットチョコレートを注文。まさに心がほっとしたね、なんてことは絶対に言わない(言ってる)。
中国人の団体ツアー客が来た後、ライトアップされた滝を見に外に出ると、もちろんこれまた寒い、しかしカラフルな光で照らされた滝は幻想的な世界を作り上げていた。
そして、ここで今日一番の感動が訪れる。今日、滝の写真を撮るたびに何度も悩まされていたこと、それはスマホのスクリーン上のシャッターを押すたびに手袋を外さなければいけないということだったのだけれど、どうしたことだろう、ここにきて手袋の指先がタッチパネル対応の素材になっていることに気づき、手袋を外さなくともスマホの画面を操作できる事に気がついたのだ。恥ずかしながら、滝を見たときよりも大きな感動をこのときに味わったのでした。(笑)
さらに欲張って、カナダ側から滝を眺める
イリュージョナルな光景に、さあ満足、と思ったところで、やはりここまできたらカナダに渡り、カナダ側からも滝を眺めてみたいと言う気持ちが沸いて来る。でもVISAの原本持ってないしな、と躊躇しかけたけど、アメリカ側の入局管理局の方に確認してみると、再入国に関しては問題ない、むしろカナダへの入国の際に聞いてみてくれとのこと。
カナダへの入り口は、本当に簡素な回転扉。これをくぐって橋を渡り5分ほどで対岸に着く。入国審査は問題なし。ネオンやイルミネーションが煌く街を通り過ぎ、光に照らされた滝を見る。確かに、こちら側からのほうが眺めはいい。時間とともに移ろう色彩。
Denny’sでの落ち着く時間
夜は27時40分発の電車までの時間をつぶすために、24時間営業のDenny’sへ。ターキーとパイ2つを注文し、水もいただく。ここのお兄さんの店員の態度がなんてよかったことか。とてもフランクに話しかけてくれて、サービスもいいし、これからNYに行くんだなんて話をしたら羨ましがってくれたり。
深夜2時ごろに店を後にし、この頃には雨は完全に上がっていて、Niagara Falls Stationまで、50分ほどの道のりを歩く(今振り返ると、深夜にそんなに歩いていたのか!)。無事に駅に到着した後、27時40分、Maple Leaf号はNew York Pen. Stationに向けて走り出したのでした。
今日の一曲
滝をバックにピアノを奏でる姿が印象的なこの曲。
日食なつこ - 水流のロック