ついつい、子どもに感情的にイライラしてしまう。どうしたらいい? 1/3
「よくあるエピソードで考えてみよう」コーナー。
3回目の今回からは『ついつい、子どもに感情的にイライラしてしまう』です。
まずはじめに、”怒り”について注意事項を書きます。
・”怒り”は、悪いことではありません
・人のせいにするためではなく、自分の中に気づきを導くためのワークです
・”怒り”は、上手に扱うととっても力強い味方になります
ついつい、よく感情的に怒ってしまう
本題に入っていきましょう。
・ちょっとしたことで、お子さんに対してつい感情的に怒ってしまう
・「怒っちゃいけない」と思うけど、止められない
・別に怒りたい訳じゃなかったのに、なぜかカッとなってしまった
・怒った後で後悔することがよくある
・いつもいつも、怒ってしまう
・怒ってる自分自身のことがよく分からなくなってくることがある
こんなこと、ありますでしょうか。
人間関係の中で”怒り”が湧く原因とは?
”怒り”は、人が、誰かと人間関係を持つときに生じます。
この原因として、大きく2つのことが言われています。
・私がしてほしくないことを、誰かにされた。
・私がしてほしかったことを、誰かがしてくれなかった。
かなりの確率でこのどちらかに入ります。
”怒り”の根源とは何か?
「怒りは、悲しみの二次感情」と言われています。つまり、
”怒り”の裏側、あるいは深い部分には、何らかの”悲しみ”が隠れている
ということです。必ず「そうである」とは言えませんが、その可能性は高いかもしれません。
”怒り”や”悲しみ”のキッカケとは?
怒っているとき、「目の前の”この子に”原因がある!」と確信してやまないことでしょう!僕もまさしくそうです。「も~~~!キーーー!なんでそんなことするのー」となってるとき、”今の状況”に耐えられないと感じます。
ところが!?
少しレンズを引いて状況を遠くからみてみると。あなたの怒りの原因は、意外と違うところにあるかもしれません。ちょっと考えてみましょう。
そういえば・・・
・昨日、職場でこんなことがあって落ち込んだ。
・昨夜、寝不足気味。体調がよくない。
・一週間前、あの人にこんなことを言われて傷ついた。
・一昨日、パートナーと喧嘩した。
・なんだか今日、心が疲れている感じがする。
・この前言われたあの言葉、なんか引っかかってたけど辛かったかも。
お子さんが起こした何かがキッカケにはなっているけれど、元をたどれば自分自身の状態が影響している。そんなことが多いのです。子どもに対して怒ったあとで「ごめんね・・・」となる感覚がするのは、無意識でそれを知っているからなのかもしれませんね。
さんたの事例
【なぜか分からないけどイライラする!①】
保育中。なぜか分からないけどイライラする。そんなことがよくあった。その場では本当に分からない。でも、なんだかそわそわしていて、ちょっとしたことで「プチン」とくる感じがするのだ。保育士としていかがなものか。しかし僕も人間である、と自分を正当化もしてみる。
あ~、こんな自分は嫌だ・・・
イライラするのはとても苦しい・・・
自分の気持ちを感じてみた。
ん。そうだ。思えばなんだか、朝から身体?の感覚がいつもと違っていた。
これはなんだろう?よくわからないので、もっと感じてみる。考えてみる。
いくつか浮かんだことがあったが、中でも特に確信したことがあった。
それは、「目の前の子どもたちは決して何も悪くない」ということだ。
これは!なんとかしなければ…と、また焦りが出てくるのである。
☆ 今日の質問 ★
今日の質問は、あなたが、お子さんとのことで「よく感情的に怒ってしまう」という前提での質問になります。
①”怒り”が湧いてきたとき。あるいは湧いてきたなと感じて、しばらくしてからでも構いません。何が、どんな風に、どう腹が立つのか。どうイライラするのか。思いつくだけノートに書き出してみてください。
~ポイント~
・湧いてくる感情に対してジャッジや評価をしない
・自分を責めず、「そうだね。そうだね」と受け入れる
・頭に浮かんだことを、湧いてくる限りひたすら書き尽くす!
・怒りの裏側にある悲しみも見つかったら、それも書き出いてみる。
②お疲れ様でした!
書き終わったページを切り取り、ぐしゃぐしゃ・ビリビリに破り、ゴミ箱に勢いよく投げ入れてみましょう。「このやろう!」「ボケ!」とか、なんでもいいです。あるいは、天に召されるようなイメージでゴミ箱に入れてもよいかもしれませんし、あなたの感覚で大丈夫です。
③ここまで実践した自分をおもいっきり褒めたたえましょう。
そして、外の空気を吸うなりして、呼吸を整え、落ち着きましょう。
④(出来そうな方のみやってみてください。)
もし、あなたの内側に、いまの”怒り”や”悲しみ”の種となっているものがあるとしたら、それはなんでしょうか。最近起こったことかもしれないし、随分前にあったことかもしれません。種があるかもしれないし、無いかもしれません。もし感じられるようであれば感じてみてください。
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いつも最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
みなさまからのご意見、ご感想お待ちしております。また、「こんな事例についてテーマにしてほしい」なども随時募集しています。お気軽にコメント欄にご記入ください。
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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。
・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。
そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
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「休日さんぽ」というイベントも毎月開催しています!
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