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京都のおいしい店カタログver 2025-26. ハイブリッド書籍
本屋で立ち読み(パラ見)をし、Amazonでこの本を買った。
【京都おいしい店カタログ】だ。THE MICHELIN GUIDOほどではないが、調査員が丹念に調べ執筆したものだ。グルメアプリもいいけれど京都グルメガイドブックKyoto gourmet guide booksは数多ある。地元民でも知らない店も多い。行ってみたい店が見つかったりする。せっかく京都に来たのだからlunchはどこが良いか?という人にもおすすめの1冊だ。
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朝日新聞出版社
僕はkindle派である。単行本を持ち歩かなくても良いというのが一番の理由である。単行本だと本棚が一杯になってしまうし、日頃から紙の消費はSDG’sの観点からなるべく少なくしたいと考えているからだ。
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実は2022年にこの本の 2023-24をkindle versionで購入している。そのUpdate になるのだが、今回、わざわざ単行本で購入した理由があった。
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それは[Googleマイマップ付き・無料電子版付き]の文言に興味があったからだ。無料電子版ってなに???. kindleとどこが違うのか❓・・・・.。
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本の最後のページにある
無料電子版をスマホなどに入れ込むには【honto】というアプリを入れる必要がある。QR codeが付いているので楽だ。以前[丸善]に行った時、このhontaの存在を知った。これは本の通販と電子書籍リーダーアプリである。只、その時は何もAmazonやkindleがあるのにhontaなど不要だと思い、気にも留めなかった。
hontaアプリにentryし、別のQR codeから入り、coupon codeを入れればcompleteだ! これでkindleと同じようにスマホ等で見ることができる。
それにしても異常なほどにcoupon codeが16桁と長すぎる・・?
邪推(じゃすい)な見方をすれば、もしcodeが短ければ立ち読みで番号を暗記して単行本を買わずしてアプリ上で無料で読むことができるからではないだろうか?
本屋でもスマホでtitleなどを撮っている人をよく見掛ける。その本のreviewをcheckしたり、買いたいと思っている本をmemo代わりに撮っている場合もある。疑えば切りがないが、その気になればcodeが長くても簡単に写し取れる。
そうしたことも承知の上で、昨今の本離れの中、或いは数多あるグルメ店紹介本との差別化を図るため、この出版社は無料で電子版を提供することでHybrid Book ハイブリッド書籍という新しいmarketを開拓しようとしているのではないかとさえ思える。
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この機能はMAP GOのようにお店に行くrouteを誘導してくれるので土地勘のない人、初めて京都に来た人でも簡単に店に辿り付けるので便利だ。
単行本 ¥1430、Kindle ¥1400 by Amazon.
無料🆓という響きに弱い。¥1400分が無料になる。
すごい!
gourmet guide bookは見ているだけで楽しい。飽きないと言っても良い。日々新しい店はできるし進化している。もちろんこの本の300選以外にも京都には素敵な店はたくさん(100倍)ある。
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ハヤシライスを生みだしたのは丸善創始者の早矢仕有的(諸説あり)
余談ながら
[丸善のハヤシライス]のepisodeを伝えたい。
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明治の初期、丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が考案、そこから名付けられたとされる「ハヤシライス」。
ハヤシライスの命名には諸説ありますが、有的は当時日本を訪れていた多くの外国人との親交があり、また西洋料理にもなじみがあったため、友人が訪れるとあり合わせの肉や野菜をゴッタ煮にして、ご飯を添えて振る舞っていたようです。やがてこの料理は「早矢仕さんのライス」といわれるようになり、評判が評判を呼んでついには「ハヤシライス」の名で街のレストランのメニューになったとか。
(『丸善百年史』より抜粋)
弊社はこれらのエピソードより、昭和29年(1954)日本橋店の屋上レストランでおよそ半世紀にわたり「丸善のハヤシライス」としてその味と香りの文化を提供し、平成元年(1989)には創業120周年を記念して洋食シリーズ缶詰「新厨房楽」を発売、更に2016年9月にはレトルトパックシリーズを発売いたしました。
丸善とハヤシライスは明治、大正、昭和、平成、令和と多年にわたり関わり続けて参りました。丸善の洋食シリーズ「新厨房楽」の製造販売会社である弊社が「ハヤシライスの生みの親」である早矢仕有的の誕生日(9月8日)を「ハヤシの日」として制定し、これからも将来にわたり「丸善とハヤシライス」の文化をより多くの方々に伝えてまいります。
株式会社丸善ジュンク堂書店
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今やカレーは国民食とも言われ、カレー好きの京都にもカレー屋(専門店)は数え切れない程あるが、ハヤシ屋は意外と少ない。たまにハヤシライスが無性に食べたくなる。そんな時、河原町BALのB2Fの丸善書店の一角にあるMaruzen Cafeに食べに行く。
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salad & drink & cakeが付いて¥2.000
2024.11現在
[おいしいものを食べたい]の欲求は万国共通だろう。
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この店こだわりのレモンケーキである。
(丸善(書店)は小説、『檸檬』梶井基次郎著の重要な場面で登場)
丸善の歴史
明治2(1869)年、近代日本のスタートと時を同じくして「丸善」は誕生しました。
創業者の早矢仕有的は、医師として成功を収めていたにもかかわらず、福澤諭吉の教えに触れ、「いま自分が果たすべきことは日本人の幸せのために、外国商館に奪われつつある国益を取り戻すため事業を起こす」ことだと決意し、商売には素⼈ながらも、事業を通じてプロを目指したのが「丸善」の黎明期の姿でした。明治になったばかりの当時の人々は、新しい知識を得ようと知的好奇⼼は旺盛で、「丸善」が紹介・提供した洋書、文化雑貨はその期待に応えるものでした。
創業の翌年に東京日本橋に店を開設。その翌年には大阪、翌々年には京都にと支店を設けていきます。
丸善の創業者 早矢仕有的(はやし ゆうてき)(1837-1901)美濃国(岐阜県)笹賀村に生まれる。医師を志し、18歳のときに郷里で開業した。江戸時代末期、優秀な医師として活躍していた有的は、郷里の庄屋・高折善六にその才を見いだされ、江戸に出て開業。蘭学だけでなく英学を学ぶ必要性を感じた有的は、慶応3(1867)年に慶應義塾に入塾する。塾の主催者である福沢諭吉に実業の才能を認められ、入塾2年後の 明治2(1867)年に「丸屋商社」を創業した。時代を読む先取の精神と旺盛な合理的精神によって、多くの業績と逸話を残した有的は、創業時から明治18(1885)年まで初代社長をつとめ、明治34(1901)年に64歳の生涯を閉じた。
丸善の歴史より抜粋
全ての本がkindle化されているわけではない。時には本を購入して読むこともある。
本屋での立ち読み(目👀に留まった本をパラっとめくって見る)は何か新しい発見に出会えるようで僕にとって至福の時間だ。
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4日前、この本屋で立ち読みをした。
そしてハイブリッド書籍があることを知った‼️。
2024.11.16了
追伸 postscript
立ち読みした本屋では[京都おいしい店カタログ25'-26' ]の本の購入を躊躇った。それはkindle version 23'-24'を所持していたからだ。2年前に購入した本があるのに果たして必要なのだろうか?と。
迷いがある時はすぐには決めず、一呼吸を置くようにしている。家に帰った後でもハイブリッド書籍、無料電子版付きの文言が頭の片隅から離れなかった。
試しに買ってみるか!
物価高の中ではあるが、¥1430(税込)は大きな負担ではない。
気が付けばAmazonのsiteを開いていた。
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*屋外の写真は2024.11.16撮影