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カードゲームでSDGs
こんにちは。セイウチPです。
前回はまたデッキレシピの紹介…と言っていましたが、今回だけ趣向を変えて、少しだけ真面目なお話。
🌎SDGsとは
みなさんはSDGsをご存知でしょうか。
かなり話題になったので名前は聞いたことがあるかと思いますが、詳細がどんなものか知らない方も多いのではないでしょうか。
SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味で、簡単に言うと、「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。
🌎マイアースとSDGs
![](https://assets.st-note.com/img/1651002166628-lH2knSURyA.jpg?width=1200)
私がハマっており、広めて行きたいと思っているカードゲーム「マイアース」ですが、NPO法人のSoELaという企業が取り組んでいる事業のひとつです。
あまり難しい話をしても眠くなるだけなので簡潔に説明すると、
「マイアースというカードゲームを通して環境問題を学ぶことで、子供から大人までもが楽しく課題を認知できる」
そしてひとりでも多くその先にある”行動”を起こすこと を目標としています。
SDGsの17の目標のうち、
・気候変動に具体的な対策を
・海の豊かさを守ろう
・陸の豊かさも守ろう
・パートナーシップで目標を達成しよう
に深く関わっています。
ちなみに私自身は企業とはなんの関係もない、ただのカードゲームのファンですが、カードゲームの楽しさだけでそれを広めたいなどとは思わなかったと思います。
話は逸れましたがマイアースというカードゲームは、ゲームとしても大変面白いのですが、ゲームをしながら自然と環境問題に詳しくなるように作られています。
🌎マイアースのカードの「説明文」で学ぶ
マイアースのカードには、カード名や強さ、必要コストや、連鎖・効果の他に「説明文」が書かれています。
カードゲームに必要な情報ではありませんが、このカードがどんな生き物か、現象か、活動か、がこれを読めばすぐにわかるようになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1651003079968-r3sQlQgCSG.jpg?width=1200)
例えば、陸の生き物カードの『トキ』
どうして絶滅寸前まで追いやられたのかなども書かれており、知らなかった知識を得ることができます。
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こちらは地球温暖化カードの『褐虫藻が逃げる』
褐虫藻はサンゴが生きるのに必要なことや、褐虫藻が逃げてしまう原因やそれに伴う影響までが書かれています。
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こちらは人の活動を表したサポートカード『冷蔵庫の設定温度を変えた』
冷蔵庫の設定温度を「弱」に変えるだけで、年間約30Kgも二酸化炭素の排出量を減らせるなんて知っていましたか?
こういった形でカード一枚一枚でプレイヤーに詳しく問題を啓発してくれます。
🌎マイアースの「連鎖」で学ぶ
マイアースのカードゲームをする上で重要な要素「連鎖」。
この連鎖を考えてプレイするだけで、生き物に関する知識や環境問題について自然と学ぶことができます。
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生き物の連鎖は「食物連鎖」について学ぶことができます。
上画像の場合だと、『ミズダコ』は『ホタテ』を食べる。
その『ミズダコ』は『マダラ』に食べられる。
こういった連鎖を組んだデッキを使っていると勝手に覚えて行きます。
学生時代に授業で学んでいるときは全く興味がなかったのに不思議です(笑)
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温暖化カードの連鎖は「環境の変化による影響」が学べます。
この場合、温暖化が進むことにより『海があたためられる』
『海があたためられる』ことにより『褐虫藻が逃げる』
『褐虫藻が逃げる』ことにより、サンゴは栄養を得ることができず『サンゴの死滅』につながってしまう。
こういった形で、マイアースのカードゲームを楽しむ上で必要な知識がそのまま環境問題の知識へとつながるところがマイアースのすごいところです。
🌎マイアースのカードの「特徴」で学ぶ
マイアースのカードには「連鎖」以外に固有の「特性」を持ったカードがあります。
また、カードを出すために必要な「コスト」にも注目です。
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例えばこちらの『タンチョウ』ですが、他のカードにはない「特性」を持っています。
動物が好きな方はご存知かもしれませんが、『タンチョウ』はとても優雅な動きで求愛行動を行います。
その姿を見るために遠くから見に来る観光客がいるほどです。
この『タンチョウ』のカードの「特性」である【求愛ダンス】でゲームを有利に運ぶことができるため、このカードを使っているプレイヤーは『タンチョウ』=【求愛ダンス】がインプットされていることでしょう。
また、コストの部分を見て頂きたいのですが、通常は【陸の生き物】は『陸』のみなもと(緑の○)だけで出すことができるのですが、この『タンチョウ』は特殊で『人』のみなもとも必要になってきます。
これがどういうことかおわかりでしょうか。
そう、『タンチョウ』は絶滅寸前だったところを、『人』の手で救われ現存数が増えていることを表しています。(絶滅寸前まで追い込まれたのも『人』が原因ですが…)
といった形で、ゲームをプレイするために必要な要素を学習とうまく結び付けられています。
🌎マイアースを広めて未来を守る
そうは言っても遊んでるだけで環境が守れるなんて…
そう思う人ももちろんいると思います。
ハーバード大学の研究チームが発表した法則。
「人口の《3.5%》の人が行動を起こすと世界が変わる」
マイアースの事業チームは、これに則り、日本の小学生の3.5%=約20万人にマイアースで遊んでもらうことができれば、子どもたちの環境教育は将来必ず良くなると、取り組んでいるわけです。
そのため、小学校の教育現場へ供給ができるように、新しいパッケージの大量制作のためにクラウドファンディングを行うなどの取り組みをしています。
学校の授業でマイアースに出会い、遊ぶ中で、環境問題を学び知ることがSDGsの目標達成への第一歩につながると確信しています。
🌎SDGsの意識。そのきっかけをカードゲームで
私の友達は言いました。
「マイアースを始めて、『電気ポットでお湯を保温し続ける』のカードを使ったことで、意識するようになり夜中はポットの電源を切るようにした」と。
![](https://assets.st-note.com/img/1651268945274-HzxLd6b9Ag.jpg?width=1200)
そんなことで良くないですか?
ひとりひとりがなにかを意識して行動を起こす。
それがどんなに小さいことでも、その小さい行動をする人が1万人、10万人、100万人と増えて行けば、必ず未来は変わって行くと思います。
そのためにも、私はマイアースのイチファンとして、その理念に感動した一人の人間として、マイアースを広めて行きたいと思いました。
よかったらマイアースの公式が公開しているクラファンのページにより詳しい理念や目標など記載されていますので、ご一読いただけると嬉しいです。