2024/09/30(月)『學』の字を、バーミンガ厶発アムステルダム着の飛行機内で。#関西大学
夕方20時にサッカー部のトライアルを終え、バーミンガム空港に深夜24時半頃到着した。
なにひとつ決まっていない計画。カバンからノートとペンを取り出し、アムステルダムに滞在する僅か24時間を最高にするべく、緻密なタイムスケジュールを創り込んだ。
気がつけばポケットからiPhoneのアラーム音が鳴り響いている。まるで授業中に居眠りする高校生かのように、いつの間にか空港の喫茶店で眠っていた。
腕時計は5時半を指している。朝が来た。
チェックインを済ませアムステルダムへと向かう飛行機に搭乗する。睡眠不足を解消しようと機内でサングラスをかけたその時、どこか見覚えのある文字が書かれたパーカーを着る女性の姿が僕を横切った。
サングラスを外してよく見てみる。するとその背中には紫紺で「學」と書かれていた。
そう、それは紛れもなく僕の母校(在学中)、関西大学の校章だ。
声をかけない訳にはいかない。これはある種の使命である。
他の乗客の迷惑にならないよう、恐る恐る声をかけてみた。
すると、やはり予想は的中。彼女はつい一年前まで関西大学に留学していたとのことだった。
会話が弾みかけていたその時、突如として後方から押し寄せる機内販売の商品とCAさん。話したいことは沢山あったが長く話せない状況を悟った僕は、最後に一言、
”How was it?” (どうだった?)と質問した。すると彼女は笑顔で”Amazing, that's my treasure”(めっちゃ良かったよ)と答え、握手を交わした後に去ってった。
イギリスのバーミンガムからオランダのアムステルダムに向かう飛行機の中。まさか関大生の仲間に出会うなんて、思ってもみなかった出来事だった。
たったひとつの共通点が、人と人を繋ぐキッカケとなる。
キッカケになり得るもの。そんなものを大切にしていきたいものだ。
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