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空腹こそ贅沢である3つの理由
「空腹は身体に悪いこと」
「栄養を摂らなければ体が動かない」
もし、今あなたがこんなふうな思考だとすると、恐らく高い確率で食べすぎを起こすはずです。
そもそも、空腹は身体に悪いことなのでしょうか?
2016年には16時間以上の空腹により体が若返る「オートファジー効果」という作用が科学的にも証明されました。
その後、ファスティングや断食、というワードが少しずつですが流行しつつあるように感じます。
ぼくがファスティングや1日一食生活を始めたのは今から10数年前ですが、
体感的にも、科学的にも満腹より明らかに空腹の方がメリットは大きいです。
本記事では、満腹よりも空腹の方がメリットがある理由を3つ解説し、
日常生活で具体的にどのように空腹時間を空ければいいか、具体的な方法論についてもお話します。
空腹が贅沢だと言える3つの理由
1、空腹だから食事がおいしい
適当なもので腹を満たすことで、空腹をしのげますが、本当に食べたいものではないはずです。
しっかり空腹を感じてから食べる方が当然美味しく感じます。
ただの食パン1枚であっても、普段なら何かつけて食べたい!と思うかもですが、本当に空腹の時はシンプルな焼いてない食パン1枚でも本当に美味しく感じます。
この贅沢はみなさに本当に味わって欲しいです。
2、満腹の贅沢は一時だけ
人は歴史的にみても、空腹には強いが、満腹には弱くなっています。
満腹を今ほど感じられるのは人間の歴史でここ数十年の話で、
それまでは飢餓との戦いでした。
今も飢餓に苦しむ地域ももちろんあります。
飢えには強いどころから、適度な飢えなら生命力が活性化することも証明されています。
3、空腹を感じてから食べることで食事量が過剰にならない
1日3食になぜなったのか?→諸説ありますが、食品業界や牛乳業界のビジネス戦略では?と考えられます。
江戸時代は2食だったけど、提灯から電球ができてから夜まで字を読み書きしたりできるようになり活動時間が増えて3食になったという話もあります。
電球を発明したのもトーマスエジソンですが、同様にオーブントースターを発明したのもエジソンです。
エジソンは、トースターを売るために、インタビューなどで「どうしたらあなたのように天才になれるのか?」という質問に対して「1日3食食べることだ」と話していたという説もあります。
エジソンは発明家と同時にビジネスマンとしても天才と言えますね。
食べすぎないように気を付ける必要はない
「食べすぎてはいけない」と意識する必要はなくて、「食べすぎてはいけない」という思考は、「空腹はダメだけど、満腹すぎてもダメ」という認識が根底に存在しています。
空腹は本当にダメなのか?
繰り返しになりますが、満腹と比べれば空腹の方が圧倒的にメリットがあります。
食べすぎが続くと現れる体調不良は下記のラジオで詳しく解説しています。
合わせて聞くとより深く理解できますので、良ければどうぞ。
日常生活で空腹をうまく活用する方法
空腹の良さを体験する方法として、
「少しずつ空腹を体験する」か、「思い切って数日間ファスティングをする」のどちらかがおすすめです。
最も簡単で実践しやすい方法は、「しっかり空腹になるまで何も食べないこと」です。
朝昼晩の3食、時間を決めて食べるのではなく、お腹が空くまで食事を摂らないことです。お腹が空いていないのに時間で食べたり、なんとなく周りが食べているからと食べるのをやめる方法です。
できれば空腹を感じてから、もう30分だけあけてみましょう。
その30分で紛れる空腹もあり、これは脳みその習慣のようなもので、30分開けると紛れる空腹もありますが、その時は本当にお腹が空いたわけではないので、しっかり空腹になるまで待ちましょう。
空腹になればご飯を食べるだけなので、普段3食しっかり食べてきた人でも比較的取り組みやすいはずです。
極端にやってみる方法としては、
数日間のファスティングがおすすめです。
いきなりはムリ!と思う人が多いかもですが、ぼくはこちらが好きです。
ぼく自身もなんの知識もなく3日間のファスティングをしてみて初めて空腹の良さや、自分に必要な食事量がどの程度かを把握することができました。
一度極端にやってみて、調節したいという人にはファスティングはおすすめです。
ファスティングは適正な食事量を知るために行う
本来のファスティングはこうではないですが、ぼくが思うファスティングの良さは「自分の適正な食事量」を把握するのに有効です。
ファスティングをすると、
「なんで普段はあんなに食べていたんだろう?」
「こんなに食べる必要なんてないんじゃないの?」
そんなふうに感じる人が多いはずです。
それを体験するには数日間のファスティングはおすすめです。
空腹をうまく活用して、健康的にダイエットを
ここまで読み進めると、満腹よりも空腹の方が贅沢だとなんとなくは感じてもらえたのでは?と思います。
もちろんですが、空腹を大切にすることで食事量が適正化され、自然な範囲でムリなくダイエットも可能です。
ぜひ空腹をうまく活用してみてくださいね。