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2022年の受験(社会学)_⓪概略
どうも~
セイタです!!
この記事は、2021年と2022年に受けた試験のうち、晴れて北京大学に合格した2022年の受験記の概略について書いていきたいと思います。
この一連のマガジンの概略は下記記事をご参照ください。
自分が受験しようと思った理由については下記記事をご参照ください
2021年の受験期概略については下記記事をご参照ください。
2022年の受験で無事合格できた理由について
この章では自分がなぜ北京大学の社会学修士に合格できたのかについて考察してみたいと思います。
今年の社会学系全体の留学生の合格者数は4名で、社会学専攻の合格者は3名です。(社会工作修士は職業修士です。)実質ノンネイティブの留学生は二人しかいないと思ってもらって構いません。もう一人の留学生はどんな子かわかりません、、
※後でわかったのですが、両親ともに中国人でニュージーランドに生まれてから2歳まで住んでいた華僑でした(笑)
また研究室の先輩である日本人博士の人とご飯を食べた時に言われたのが、「今の社会学の修士課程で日本人は君一人だけだよ。歴代でも10人いないと思う」といわれました。
ということで、難易度が高いかどうかはいったんさておき、かなり日本人留学生がレアということは言えるかと思います。その中で自分が受かった理由は端的にいえば、しっかりと準備できたからに尽きるかと思います。
以下具体的に述べていきたいと思います。
個別での試験を受けた
まず、何よりもちゃんと個別で試験を受けたのが大きかったと思います。というよりも個別で試験を受けるのが前提条件だと思います。1校につき800元(約16,000円)と高価ですが、必ず受験しましょう。
2021年度の国際関係学院修士課程の入試合格者のち、日本人留学生は二人しかおらず、二人とも華僑だったそうです。出身大学を見ても、一人は北京大学、もう一人は早稲田大学です。しかも、中国政府奨学金からの推薦経由で合格した人は一人もいなかったようです。留学生が比較的多い国際関係学院でもそのような状況です。
さらに、北京大学国際関係学院の本科の中国人でさえ、大学院入試落ちたという話も聞いています。
因果関係は分かりませんが、コロナ渦以降北京大学の大学院入試のレベルがかなり上がっているような気がするという声は方々から上がっています。よく言われるのはコロナ渦で就職難のため、大学院に行く人が増えたという話です。
どちらにせよコロナ渦以降の入試はなかなかにハードルが上がっているという気がします。
受験に向けて対策をした
仕事をしながらだったので大変だったのですが、かなりの時間を受験勉強につぎ込みました笑
2021年度の受験では1月に受験しようと思って、2月には願書提出というスケジュールでした。しかも、個別試験の受験出願も間に合いませんでした、、
今回の受験は2021年の8月くらいから準備を始めて、2022年の1月に奨学金や各大学への願書出願というスケジュールだったので、しっかりと時間が取れました。
具体的に行った勉強を大別すると
・中国語
・社会学
・統計学
の三つになります。
また、興味のある大学の先生へのアプローチもしっかり行いました。上記三つと先生へのアプローチに関しての具体的な内容については後述していきたいと思います。
学部時代での経験
修士課程の受験の時にはやはり学部時代に何をやっていたのかも、当然ですが見られます。志望理由と学部時代の経験に違和感がなかったこと及び学部時代で研究活動をしっかりと行っていたことが大きな要因だったと思います。
まず、学部時代に私は北京大学の国際関係学院に1年間留学しており、中国人の本科生と一緒に授業を受け、優秀とは言えないまでもそこそこの成績でした。交換留学時の成績表も申請書類の中に含んでいました。ここから、ある程度中国語で学問をできるとは思ってもらえたかと思います。
次に、雲南省で2回フィールドワークを行っており、その経験を元に2本論文を書き、ともに論文集に収められています。卒論の参考文献に自分の名前が入っているという比較的レアな卒論になっています。なので、一定の研究活動の経験があると思ってもらえたかと思います。
上記のようなバックグラウンドがあるからこそ、志望理由にも説得感が出てくるかと思います。
ざっくりとしたスケジュール
![](https://assets.st-note.com/img/1668313409045-8Ki9CR0XlA.png)
ここではざっくりとしたスケジュールについて述べさせていただきます。
各種大学への申請:2021年11月~12月
▶第一期は上記スケジュールですが、第二期も準備されている大学が大半です。北京大学と清華大学は結構締め切りが早いので注意してください
中国政府奨学金の申請:2021年12月~2022年1月14日
前年よりも1か月近く前倒しにされています。
中国政府奨学金面接:2022年3月1日
3月10日に合格発表です。次の日までには外国人体格検査の結果を提出しないといけないので、あらかじめ受けておきましょう
北京大学の面接:2022年3月25日
北京大学合格発表:2022年3月31日
自分は合格していたことに気づかず、4月11日に指導教官からメールが来て気づきました。
最終出勤日:2022年8月5日
自分は社会人やりつつ、受験勉強していたのですが、入学の1か月前に最終出勤でした。お金がなかったので、ぎりぎりまで働きたいという思いがありました。
入学:2022年9月3日
ざっくりですが、以上のようなスケジュールになっています。
次の記事では、中国政府奨学金と各大学への申請について書いています。
引き続きよろしくお願いいたします。