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【厳選】オックスフォード大学カレッジ8選

どうも!
セイタです!!
北京大学の修士課程で社会学を学んでいます。
現在はオックスフォード大学のOxford Institute of Population Ageingにて訪問学生として学んでいます。


オックスフォード大学には39のカレッジがあるのですが、そのカレッジの中でも特に観光客に人気の高いカレッジについて紹介していきます!!なお、紹介するカレッジは『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』(p320-321)に載っている8つのカレッジになります。



この記事の対象者は
・オックスフォード大学のカレッジに興味がある人
・世界最高の大学の雰囲気を知りたい人
・イギリスの大学を検討している人

になります。


なお、オックスフォード大学の博士の中国人に聞いたのですが、各カレッジを観光する時は以下の4点に注目したらよいそうです。
・Quod(中庭)
・Hall(食堂)
・Chapel(教会)
・Library(図書館)


この記事でもできる限り取り上げようとはしていますが、図書館はそもそも入れませんし、食堂は意外とどこにあるかわからないケースもあるので、ヌケモレだらけです。





Merton College (1264)

最古の常設大学:オックスフォードで最古の常設のカレッジで1264年に設立された。それまでのカレッジは土地をもたない存在だったが、これをきっかけにユニバーシティ・カレッジやベイリオル・カレッジなども常設のカレッジに変わっていった。天皇陛下が在学したのもここだ。1370年設立のイングランド最古の図書館はこの中にある。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320



大通りからほんの少しだけ離れたところにあります。そのため、敷地が広く、ピクニックできそうな空間がカレッジ内にあります。


チャペルは自分が行ったタイミングでは空いてませんでした、、


古くからあるカレッジとして、
・University College (1249)
・Balliol College (1263)
・Merton College (1264)

の三つがあります。なお、この三つのカレッジはそれぞれが自らのカレッジこそが最古のカレッジと主張しているそうです。




Christ Church (1546)

大聖堂とカレッジをもつ:大聖堂とカレッジを併せ持つのがクライスト・チャーチ。大聖堂には美しいステンドグラスが飾られている。ここでも壮麗なオックスフォード聖歌隊の歌声で、その実力は折り紙つきだ。毎日18:00から。
カレッジの食堂、グレート・ホール (Great Hall) は、豊かな装飾に満ちた肖像画や複雑な天井の細工など、圧倒的な美しさを誇る。また、映画「ハリー・ポッター」シリーズに出てくる魔法学校の食堂のモデルにもなった。このほか、カレッジ内には美術館 (Picture Gallery) があり、ルーベンスやレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が収蔵されている。表の塔はトム・タワー (Tom Tower)、クリストファー・レンの作品で、塔内の鐘 (Great Bell) が時を知らせている。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320


おそらく最も有名なカレッジではないのでしょうか??ハリーポッターの撮影地として知られています。
※僕はちゃんと見ていないのであまりわかりません、、




ここがグレートホールという場所です。普段は学生たちがここでご飯を食べています。また、ハリーやハーマイオニー、ロン達の組み分けは個々で行われたそうです。


一緒に訪問した友人によると下記写真の中庭で、クィディッチの様子が撮影されたそうです。


各カレッジには教会が基本的には併設されているのですが、このカレッジの教会は特に大きくCathedralです。なお、日本語で教会にあたる英語として「Church」「Chapel」「Cathedral」などがあります。


「Church」は一般的な教会全般を指します。「Chapel」は病院や大学敷設の小さな教会です。そして、「Cathedral」は地区を代表する教会です。


こんな感じでクライストチャーチは非常に大きく、見どころのたくさんあるカレッジとなっています。





New College (1379)

1379年創設:ニュー・カレッジという名前とは裏腹に1379年創設と歴史は古い。正式名称はニュー・カレッジ・オブ・セント・メアリー。聖メアリーにささげられたカレッジとしてはすでにオリオル・カレッジがあったため、それと区別するため、新しい名称がつけられた。この聖歌隊の歌声も非常に人気がある。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320





Trinity College (1555)

ダラム・カレッジを起源にもつ:かつてダラムの修道士によって設立されたダラム・カレッジがあった場所に建つ。1555年に新たに作られたトリニティ・カレッジは、隣にあるベイリオル・カレッジとは熾烈なライバル関係にあった。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320


この日は中国学生会主催のフォーマルディナーに参加するためにカレッジに入ったため夜に撮影しました。


ここのチャペルはある英国議員曰く、オックスフォード大学で最も美しいチャペルだそうです。


フォーマルディナーは以下の通りです。味はまあまあでした。





Magdalen College (1458)

大学エリアの最も東にある:1458年、ウィンチェスター主教のウィリアム・オブ・ウェインフリートによって創立された。イギリス国王エドワード8世やオスカー・ワイルドなどを輩出し、オックスフォードのカレッジでは広い庭園を持つことでも知られている。庭園の散策も楽しめる。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320


ここのカレッジは立地もよく、カレッジ内が広いため観光客にも非常に人気のカレッジです。


なお、チャペルもしっかりとあります。


以下中庭が非常におしゃれです。
※中国人学生によるとハリーポッターの撮影が行われたそうなのですが、本当でしょうか??



All Souls College (1438)

学生がいない大学:1438年創立のカレッジ。学生はおらず、フェローという研究員が非常に限られた人数のみ在籍している。建築家のクリストファー・レンもこの研究員として在籍していた。コドリントン図書館 (Codrington Library) の名で知られるオール・ソウルズ図書館の建築は特に有名。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320



美しさと立地の良さで有名なのがAll Souls College (1438)です。ここは百年戦争で亡くなった英霊を祭る場所でもあったそうです。

数々の美しいカレッジの中でも、古典的な美、並外れて広々とした空間、またとない立地の絶妙な相乗効果が際立った存在なのが、オール・ソウルズ・カレッジだ。

コリン・ジョイス:『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』三賢社 2018年 第15節:カレッジの殿堂、オール・ソウルズ





ここは図書館のすぐ横に位置するカレッジです。なので、観光客が比較的よく訪れるカレッジとなります。

なお、ここは研究員しかとっておらず、それも毎年2,3人しかとらないそうです。なので、オールソウルズに入れる人はオックスフォード大学の中でも傑出した才能を持っていると言えるでしょう。


教会もちろんあります。





Balliol College (1263)

政治家を多数輩出:1263年の創設以来、オックスフォード屈指の名門カレッジとして、オックスフォード大学の発展に貢献してきた。政治家や知識人を多く輩出しており、特に20世紀のイギリス首相ウィルソンやアスキス、スミスも卒業生。すぐ隣にあるトリニティ・カレッジとしばしば競り合っている。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320

ここのカレッジは750年の歴史を誇るカレッジでオックスフォードの中でも特に古いです。また、ここのフォーマルディナーを以前食べたのですが、非常に美味しかったです!!


チャペルはこんな感じです。


学生用のバーもあります。


食堂は非常に壮麗で、映画の中に紛れ込んだような錯覚に陥りました。



Lincoln College (1427)

1427年創設:メソジスト派の祖として知られるジョン・ウェスレーを輩出したのがこのリンカン・カレッジ。大学エリアのほぼ中央に位置する。建物の古い部分は17世紀のもので、カレッジの図書館は18世紀にウィリアム・ダドリーによって建てられたもの。1975年に初めて女性を受け入れた。

Gakken『地球の歩き方 イギリス 2024-2025』p320


ここも図書館のすぐ横で、大通りに面したカレッジです。




バーもあるようですね。


それでは本記事は以上となります。
カレッジの雰囲気を味わってもらえたならば幸いです。


オックスフォード独特のカレッジ制について知りたい方は下記の記事をご覧ください。



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