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もっとも肝心なのは、「人のあり方」By A・ショーペンハウエル
今回の贈る言葉はショーペンハウエルです。彼は生涯の40年間で本文を著述し、これにつづく30年間において、前者についての注釈を付加する。これはショーペンハウエルの代表的な格言です。
ショーペンハウエルは、世俗的な幸福の源泉を以下の3つに分けています。
人のあり方、人の有するもの、人の印象の与え方。
この内、もっとも肝心なのは、「人のあり方」であるとした上、外部的な財宝や名誉よりは、健全な身体に宿る健全な精神の増進を推奨している。また完全な満足に伴う停滞感は人間には耐えがたいとした上、障害に打ち勝つことは人間の生存の充分な享受であるとしています。
人のあり方は人生の後半でもやり直すことが出来ると思いませんか。
私は出来ると信じています。人の有するものという財産や、人の印象の与え方という地位や名誉は人生後半だけで求めるのは難しいかもしれませんが、人のあり方だけは出来るような気がします。
しかし、もしあなたが人生の前半にいるのであれば、人の有するもの、人の印象の与え方を追い求めるのも良いでしょうね。
僕が悩んだ時は、大きな声で「がはは」と笑うことにしています。
合言葉は「余裕」(笑)です。
皆さんの充実した日々が送れることを祈ります。
TAKESHI AOYAGI (2009年4月号より)