癒しとリラックスの場を作りたくて13

Mさんの場合 その1:なかなか掛からない? いえ大丈夫でした。

「私、催眠にはなかなか掛からないと思うんですよ」。
その日お会いしたMさんは、そう言っていました。被験者の経験はないそうですが、なんとなくそんな感じがすると。

催眠の知識がない人にいつもそうするように、これからやることについて道々説明します。掛からないことはもちろんあるし、掛かりっぱなしということもないので安心してほしい。そして催眠にはエンタメ等いろんな目的があるけれど、僕の場合はヒーリング、癒しを与えるためにやっている等々。
施術の場所に着くまでに、不安を取り除いて少しでもリラックスしてもらうところから、もうセラピーは始まっているのです。

■被暗示性テスト

部屋に入って、まずは軽い雑談でリラックス。その後改めて、目的が癒しのヒーリングであることを伝えます。
「最近、嫌なことありました?」
「めっちゃあります」
「では、それを取り除きましょう。頭の中にあると嫌でしょう?」

最初に行うのが、その人が催眠に掛かりやすいかどうかを判断する被暗示性テスト。いろんなやり方があるんですが、僕の場合は左右の人差し指を立ててもらう方法でやってます。

Mさんに試してもらうと、少し時間はかかりましたが、順調にいきました。この段階でまったく反応しない人もいたりするので、まずは第一関門突破です。

note13 スクショ1

■催眠認識

次に、「自分はこれから催眠に掛かるんだ」と実感してもらう段階、催眠認識というんですが、これを試してもらいます。

「私が合図をしたら、伸ばした両手がだんだん左右に開いていきます。意思とは関係なく開いて、また合図すると今度は閉じていきます。いいですか?」

掛からない宣言があったのでちょっとビビっていたのですが、試してみるとゆっくりとですが、両手が勝手に開いたり閉じたりしていきます。良かった。

note13 スクショ2

では、いよいよ本格的な催眠へ。

「いま頭の中にあるいやなことを、ひとつ思い浮かべてください。これからそれを外へ出しますからね。いいですか?

(続きます)

被暗示性のテスト(動画の一部) https://youtu.be/OkrnEwBah10

催眠認識(動画の一部)  https://youtu.be/Gpy2FU0kSvs

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