歯の寿命
健康寿命、平均寿命など、お聞きになったことがあると思います。
自立した生活が死ぬまで出来たらいいのですが、健康寿命は、10年~12年ほど少ないようです。
さて、歯は、死ぬ時までずっと私たちとよりそってくれるのでしょうか。
歯の寿命はどのくらいかしら?と気になったので、調べてみました。
厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命は約50~65年。
その中でも「奥歯の寿命」が最も短く、前歯よりも10年以上も早く抜けてしまいます。
永久歯が萌え始める6歳頃から70年以上は保たせなくてはなりませんので、簡単なことではありません
・奥歯の寿命は前歯より10年も短い
この図は平成11年に厚生労働省がおこなった歯科疾患実態調査のデータを元に、各歯の平均寿命を示したものです。
体の寿命と比べても奥歯の平均寿命は10~20年早いことがわかります。
・なぜ他の歯と比べて奥歯の寿命は短いのでしょうか。
奥歯に限らず、歯を失う原因で最も多いのは『むし歯』と『歯周病』です。そして『むし歯』や『歯周病』は奥にある歯ほどリスクが圧倒的に高くなります。
その理由はいくつか考えられますが、一つは歯の形態の違いです。平らな面の多い前歯に比べると、奥歯の形は複雑で、さらに咬む面には深い溝が刻まれています。この溝はプラークや食べかすが溜まりやすく、むし歯の好発部位(できやすい部位)に挙げられます。
また、お口の中は奥にいくほどスペースが狭くなるため歯ブラシが入りにくく、前歯よりも磨き残しが多くなります。下の奥歯は『舌』によってさらに磨きにくくなることが、他の奥歯より平均寿命が短い要因の一つと考えられています。
最後まで自分の歯で、というのは誰もが望むところです。
しかし、その歯が残っていることで、それがかえって感染源となることも忘れてはいけません。最後まで自立して自分で磨きたいのですが、現実はなかなかそうもいきません。
施設や病院のスタッフの皆様の負担となってきます。
歯がないほうがありがたい、とまで言われてしまう存在となってしまいます。
あ~~!何が正解なのかわからなくなってしまいますね~
健康寿命と平均寿命との差が無くなり、最後まで自分の歯でおいしく食し、ピンピンコロリの人生を歩みたいと誰しもが願います。
死ぬときのことを考えるこの頃です。
お金も家も肩書も一切持っていけません。
魂さんを輝かせる日々でありたいと思います。