口腔ケアのポイントは「舌」と「唾液」
施設に訪問して、皆さんの悩みは、口腔ケアを拒絶する利用者様です。
とある歯科衛生士さんから、こんなお話をお聞きしました。
舌苔がこびりついていている方がいたんです、
ケアをさせてもらえないので
仕方なくて、飴玉をなめさせました。
飴をなめると虫歯になる・・と思うのと同時に、
飴をなめると舌苔が取れるのか?!と驚きました。
その時に提案したのが、しまじろうというタブレット。
その方に実験してもらいました。
誤嚥しないように見守っての実験です。
結果の写真が送られてきました。
甘いので拒絶しないし、こんなにきれいになりました!
何が何でもブラシで落とさなければ、という正道ではない
ちょっと楽しくケアできるという方法を、私も学ばせて頂きました。
このタブレットは表面がざらざらしているので、舌苔も取れやすいかなと思ったのですが
かじって粉々になっても効果があるのかはわかりません。
ただキシリトール100%なので、虫歯にならないというメリットがあります。
この記事で紹介しているのは、UHA味覚糖さんから出ている飴です。
さらに、上田教授は口臭の原因として “舌の上の汚れ”以外に“唾液不足”をあげており、唾液不足の状態では口腔内の自浄作用が働かず細菌が繫殖しやすくなると説明しています。
唾液の成分は99%が水分で、残り1%のなかに抗菌物質や免疫物質が100種類以上含まれています。例えば細菌やウイルスから身を守る抗体 IgA(免疫グロブリンA)などは、ウイルスなどの働きが抑制し感染症にかかりにくくなる働きをします。
舌苔など口腔内の汚れや異物が多すぎると、このIgAの免疫機構が追い付かなくなるため結果として上気道における感染リスクが高まります。そこで上田教授は、自宅以外でも口腔ケアの対策として“キャンディをなめること”をすすめており、最近の研究ではキャンディをなめると IgA 濃度が通常よりも約 3割高まることがわかっているそうです。
なかでもアロマ成分複合体「DOMAC(ドゥーマック)」という口腔ケア成分には IgA濃度を高め舌苔の細菌数を減少させるといった作用があり、実験ではDOMAC配合のタブレットを7日間摂取することで、舌苔を2 割減少させ舌表面の微生物を4割減らすことが明らかになっています。
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