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サッカー元日本代表、権田選手は「不死鳥」だ。きっとJ1に帰ってくる。2度のJ2降格を喫しながらJ1復帰に貢献。J2優勝の清水との契約が終了したが、まだトップで戦える

サッカー元日本代表GKの権田修一選手は「不死鳥」だ。35歳。きっとJ1に帰ってくるはずだ。過去に2チームでJ2降格を喫した。しかしチームに残り、いずれもJ1復帰に貢献。今季は清水の正GKとしてJ2優勝。しかし契約終了を告げられた。権田選手にとっては失意に違いない。それでも必ずJ1に帰ってくるはずだ。その時を私は待っている。

Jリーグの名門清水エスパルスのゴールを守ってきた権田選手。2022年は権田選手にとってジェットコースターに乗ったシーズンだったはずだ。

日本代表選手としてカタールワールドカップに出場。正GKとして強豪のドイツ、スペインから大金星を挙げ、決勝トーナメント進出を果たした。

一方で、所属チームの清水はJ1から降格した。浮き沈みの激しい年だった。権田選手は清水を再びJ1に引き上げようとチームに残った。ただ日本代表の指揮官は、代表選手はトップリーグで戦う選手から選ぶ方針。そのため、権田選手は日本代表に選ばれなくなった。

それでも権田選手は清水を再びJ1へと引き上げることに注力した。そしてJ2の2シーズン目となる今季、優勝に貢献して来季のJ1への復帰を果たした。ただクラブから契約終了を告げられた。チームの若返りを図る方針のためだった。

権田選手は男気のあるプレーヤーだ。過去に所属したFC東京でも2010年シーズンにJ2降格の憂き目にあった。しかしクラブに残って、1年でのJ1復帰に貢献した。

東京での所属時にはオーバートレーニング症候群でコンディション不良に陥った。一時は知り合いの焼き肉店への転職を考えたほど。しかし海外のオーストリアでプレーする道を選んで輝きを取り戻した。

J1鳥栖やポルトガルでもプレー。実力を磨き続けて、2021年に清水へ加入した。権田選手は「七転び八起き」。倒れても、そこからはい上がってきた。

だからこそ、権田選手には「不死鳥」の呼び名がふさわしい。35歳はGKとして、まだまだ活躍できる年齢だ。むしろゴールマウスを守るためには、経験が何よりも重要なポジションに思える。

苦楽を共にした清水とともに、J1に戻れないことは残念だ。それでも権田選手を必要としているJ1のクラブは必ずあるはずだ。

来季、権田選手はどのクラブのユニホームを着ているだろう。それがJ1のクラブであってほしいと切に願っている。

「不死鳥」の守護神、権田選手。ここで終わるような選手ではない。きっとJ1に帰ってくるはずだ。不死鳥がトップリーグで勇躍する姿を心待ちにしている。権田選手よ、もう一度、はい上がれ!

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