初めてコミケ(C105)に行った話。
この記事は今冬、人生で初めてコミックマーケットに参加した男がこの貴重な経験を言語化して残しておこうと思い、勢いのままに書き散らした拙文となります。
前日までの流れ
よし、コミケ行こう、と思い立ったのは12月頃でした。
Xのフォロワーさんが1日目(12/29)に本を出すと知り、前日に中山競馬場でGⅠ(ホープフルS)も開催されるので、競馬好きの自分にとっては折角だしホテル取って1泊2日で両方行ってみようかな…と軽い気持ちで計画。
それに加えて、自分の創作意欲を高めるきっかけにしたいという気持ちもありました。創作アカとしては末端も末端の私ですが、コミケの熱気に触れることで、数年前からずっと停滞している創作に対するモチベーションを上げられるのではないかと期待していました。
ただ、コミケの入場にはリストバンドが必要と知り、急いでアニメイトを探すもどこも売り切れ状態。焦りながらメロンブックスでようやく午前入場のリストバンドを確保したものの、年末の物流の混雑に巻き込まれ、自宅に届いたのはコミケの1週間前ギリギリでした。
これで一安心…と胸をなでおろしたのもつかの間、ルールの確認や必要なものの準備、回るサークルの場所を把握する為にWebカタログを購入してマーキングしたり…と慌ただしい年末になりました。
ただ、誰に遠慮することもなく自分の趣味のために準備するのはまったく苦ではなかったですね。会社の出張だと死んだ顔で準備してますけどね
そうこうしている間に28日になり、朝の新幹線で東京へ出発。
武蔵野線で船橋法典駅へ到着し、まずはGⅠデーの中山競馬場へ。
メインのホープフルSはクロワデュノールの単複のみ的中という形となりましたが、勝利騎手インタビューでの北村騎手の堪えきれない涙にジーンとなりました…。
絶頂期を迎えるはずだった矢先の負傷、運命であるかのように引退レースに乗ることが出来なかったクロノジェネシスと同じチームで掴んだ4年振りのGⅠ制覇。来年の牡馬クラシックはこの馬が中心で回っていく事になるでしょうね。
感動のGⅠ制覇の余韻に浸りながら確保済みのホテルへ到着。
冷えた体をユニットバスで温めて体調に気を使いつつ、翌日回るサークルの最終確認をして24時頃に就寝。
当日(12/29 C105#1日目)
起床、出発
特に寝坊することもなく当日は朝5時ごろに起床。
風呂に入りながらXをチェックしてみると、もう現地組が列を成している投稿がチラホラ。
午前入場なのでまあ大丈夫だろ…と余裕こいて風呂上りのコーヒーを飲んでいましたが「(これから並ぶのに利尿作用あるもの飲んじゃダメじゃね?)」と気付いたのはホテル出発直前でした。バカすぎて!
7時15分、膀胱から絞り出してようやく出発。忘れ物もなし。
国際展示場駅到着、待機列に移動
ホテル出発後、乗り換えを2つほど挟んで8時過ぎに国際展示場駅に到着。
(今は無くなりましたが昔は始発ダッシュで有名だった駅です)
駅のお出迎え広告がブルーアーカイブ仕様になっていて「あ!このキャラXで見たことある!」の連続でしたね(めっちゃニワカですいません…)
途中、「歩きスマホはやめるのだ!」とずんだもんの声で歩きスマホ啓発のアナウンスが流れていることにフフッとしながら、皆が歩く方向に向かって付いていくと準備会の方々が看板やメガホンで「西・南ホールはこちら!東ホールはこちら!」と案内してくださったおかげで、待機列まで迷うことなくスムーズに進めました。
待機列では折り畳み椅子を持ってこなかったのが失敗でしたが、前日の競馬新聞を尻に敷いて座ることで何とか事なきを得ました(馬券親父…?)
一般参加組はこのまま11時まで待機のため、タブレットでPrime Videoでダウンロードした映画を見ながら時間を潰していました。この間にトイレ休憩や食糧確保に動いている方も多かったですね。
ネットサーフィンについては回線混雑で厳しいかな?と思っていましたが、臨時基地局が来たおかげか、割と繋がるな~という印象がありましたね。
通信各社の方々も本当にお疲れ様でした。。。
コミケ開催、会場に到着
10時30分ごろにコミケ開催のお知らせ。準備会の方々と一緒に拍手。
その30分後に列が動き出し、歩いていくとあの建物がどんどん近くへ。
ああ~とうとう参加するんだ~
入場前にリストバンドの確認のために拳を天に突き上げ無事入場。
購入予定のジャンルが集まる西館1Fへ移動。
会場突入、人波に飲まれるコミュ障
西館へ到着し、内心急ぎつつも他の方の邪魔にならないように体を細くしたり小さくまとまりながら(?)目的のサークルへ。
既に行列ができている箇所もありましたが、割とスムーズにお目当ての本は確保することができました。行列で各サークルオリジナルの最後尾パネルを持てたのも地味に嬉しかったですね。
フォロワーさんの本も確保できたのですが、折角なので差し入れとか持っていけば良かったな~と今更ながらに後悔しています。自分自身、そんなにXでガンガン会話するタイプではないので、初対面の人にいきなり差し入れ貰ったら構えちゃうくね?そもそもお前誰?的な空気になったらどうしよう…とコミュ障発症して、普通に新刊買ってありがとうございます!って言って普通に退散しました。これ街の本屋とやってることは一緒ですね
13時頃に目的のサークルは一通り回り切り、後は現地で気になる本を歩きながら見て回ろうかな?と思っていたら、残りの午前入場組と午後入場組が大勢押し寄せ、ホール内はさながらすし詰め状態に。
人波に一度飲み込まれると引き返すこともできず、死にかけのクラゲのようになすすべなく西館を漂っていました。
企業ブースで学マスのショッパーを貰ったころには、もう体力の感覚的には赤ゲージレベルで疲弊してしまったので、名残惜しい気持ちはありましたが戦利品とドデカショッパーを抱えて14時にそそくさと会場を後にしました。
友人同士で手分けして本を確保する人の気持ちが分かりました。マジで。
本の感想については読破次第、Xのほうに感想あげれたらなと思ってます😊
撤収、帰宅までがComiket
国際展示場駅から品川駅に到着し、噂の社畜ロードの写真を撮影して新幹線で無事帰路につきました。16時の閉会までいれなかったのは残念でしたが、冒頭に書いたようにこのコミケットという場でリアルの創作の熱気に触れてとてもいい経験になりましたし、間違いなく大きな刺激を受けた1日だったと思います。
そして、この規模のイベントを毎年夏と冬に開催するために動かれている関係者の方々、さらにその盛り上がりを支える参加者の皆さんにも、心からリスペクトを感じました。
今後の目標について
まず参加者として今回は二次創作本の購入がメインでしたが、一次創作や小説、技術本などの分野にも興味があるので、今後はそういったジャンルにも手を伸ばしていきたいと思っています。また、コミケだけでなく他の即売会にもアンテナを広げてみたいですね。
また、創作活動については長く停滞していましたが、今回触れた創作の熱気に背中を押されて、25年から再びチャレンジを始めたいと思っています。
その第一歩として、日常用のXアカウントと創作用のXアカウントを分けて、創作アカの方々とはそちらで繋がっていけたらなと思っています。
現在のアカウントで相互フォローさせていただいている方々の作品も、これから積極的に読んでいければと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
そして、このコミケレポのために作ったnoteについては、今後もXの140文字では書ききれない自分の考えや経験を備忘録として残す場にしていくつもりです。特にジャンルを絞る予定はありませんので、気が向いたときに読んでいただけたら嬉しいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
【追伸】
ちなみに今回のコミケで使った金額は総額18,000円となりました。
後悔など、あろうはずがありません(ICR)