残り物には懺悔がある

やれやれ

神は、ため息をついて地球を見る
かつては美しい青い星だった
今では、その輝きはどこか鈍く曇って見える
急速に文明を進歩させた人類
それはそれで正解だと思う
しかし
森は削り取られ、動物たちの嘆きの声が響いている
海も空も大地さえも汚れている
今の地球に残されたものは
環境破壊

何億年もかけて築いた自然を
人間はわずか数世代で破壊した
君たちは自分が何をしているのか分かっているのか？

今、神に聞こえてくるのは
SDGsやカーボンニュートラル
それは立派な取り組みだ

企業の代表者たちは公言する
私たちは地球を守るために
持続可能な未来のために
真剣に取り組んでいます

だが、神には
偽善や金儲けの道具に見えてならない

彼らは、いつも言葉だけで反省を口にする
その反省を、商品にしながら
さすが人間の発想力だ
懺悔すら金に変えてしまう

地球の、君たちの未来は危ういのだ
地球の残り物には懺悔がある
だが、誰も本気でしてはいない

神はため息をついた
君たちはどこに向かって行くのだ

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それにしても
毎年毎年
夏が暑くなっていく
実感できちゃうってのは
ヤバくね？

文字数：410字