息子をすごいと思った日
先日、息子が小学校を卒業しました。
卒業式は、感染防止策のため列席者1名
各教室でTV中継にて列席1名という措置でとり行われました。
感染防止のため
名前を呼ばれてもお返事はせず、壇上にのぼり、卒業証書をいただくという形式でした。
正直、お返事の声が聞きたいという気持ちが無かったとは言えません。
だけど、まっすぐ正面を向き、
キリッとした表情を浮かべる息子が誇らしかったです。
冗談で
クネクネ動いたりしないんだなぁ
「真面目?それなに?」くらいのやんちゃ坊主だったのに、成長です。
しみじみそう思って見つめました。
息子の友達も随分、大きく見えました。
それから、飛沫を考慮して、今年は、合唱が中止になったかわりに
録音した合唱と写真映像が流れました。
子どもたちは、音声だけ流れると思っていたので
サプライズだったようです。
前置きが長くなりましたが、
実はこの合唱のことこそが
私にとって、息子をすごいと思ったことでした。
振り返ると昨年11月に卒業式の合唱のときに伴奏をする権利を得るためのピアノ伴奏オーディションがありました。
オーディションの結果、12月末に合格をもらいました。
「念願かなって良かったね。頑張れ」
と励まし、息子は息子で張り切っていました。
「絶対に卒業式に最後にしっかり、カッコつけたい。いいピアノ伴奏をしたい」
と練習していました。
まぁそこまでは良かったんですよね。
ところが1月になると
オーディションの日にお休みしていた子がいて
その子ともう一度、どっちが演奏するか?決めることになったよ。
という話になりました。
今さらどういうこと? 担任の先生から懇談会でも
「息子さんが伴奏することになりましたので、頑張ってもらってください」
と言われていたのに、びっくりです。
息子に詳しくたずねると、
オーディションは、突然あり、
お休みの子のことは考慮されていなかったのだとか。
一生懸命練習して、
予告もなく、休みの間にオーディション終わってました。
というのもなんだか悲しい話だとも思いますし、
頑張っていた子どもたちが
大人の設定不足によって振り回されていることもやるせないというか
ウズウズ思いました。
それでも、息子の気持ちは大丈夫なのかな?
と尋ねると
でもさ、卒業式でのピアノ伴奏は、
いい演奏ができる人が気持ちを込めてするのが一番だと思う。
だから、僕がいい演奏ができれば
何度オーディションがあっても大丈夫!
僕が演奏するし、できるし。
コレくらいの方が燃えるわ
とカッコつけてくれました。
これはもう、私が、どうこう言う話ではないと思い見守りました。
そして、卒業式の日まで、
どちらの人の伴奏が使われるか
明かされていませんでしたし、息子もその子も知ろうとしなかったそうです。
前奏が流れて
大胆さと繊細さ、きっと息子の伴奏かな?とは思いましたが、途中の演奏は、一部違ったような気もしました。
やはり真実は映像を編集された先生のみぞ知るみたいでした。
そして、合唱を聞いていたら、
誰の伴奏か?っていうのはどうでもよいことで
6年生みんなで心を合わせて合唱している姿に
こころ打たれました。
ピアノ伴奏をしたこのふたりは、みんなでつくりあげるという部分をわかっていたから、
どちらの録音が使われるということを尋ねなかったのかな?
とも思います(真実はわかりませんが)
そうだとしたら、
すごい子たちだなと感心と、感動をしました。
そして、明日から中学生の母デビューです。
息子のIC乗車カードは、
駅の改札口で「ピヨピヨ」鳴かなくなります。
可愛らしさから卒業かもしれませんが
明日からもたのしみです。
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