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風に飛ばされた手紙

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書き留めてきた詩と、日々書いている詩たちです。
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#散文

あのこは何処に

早く 万華鏡を覗きたくて 走って帰った 雪が降るだけで 飛び跳ねるほど わくわくした 砂の中…

森波青子
6年前
7

小さな声

大きく出してるつもりなの だけど なにかが首をしめてるみたいに 声が出ない 大きく出ない ど…

森波青子
6年前
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silling

下らない ってことが 許せなかった そんなことして 何になる? 私には 時間がないのに もっ…

森波青子
6年前
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信じる

信じる、 などと言った時点で感じる 疑念の響き 信じるって何だろう 信じるっていうのは 知…

森波青子
7年前
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目的なんかはいらなくて

どこか のんびりとした国に生まれて 酒屋さんとかになりたいな 目的なんかはいらなくて た…

森波青子
6年前
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心をちょうだい

かわいいなって思うのは あなたの 情けないところだよ ダメだと 思い込んでるところだよ 誰に…

森波青子
6年前
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かなしみの正体

自己肯定感って大事らしいよね 基本的に自分を好きでいること 大切な存在だと感じていること でも、どうしたらそんなこと できるんだろうって不思議に思う 何か起こるたび やっぱり私は 自分になんか これっぽっちも価値がないって 心の底から信じてることに気づかされる それで かなしくなる 起こったことがというよりも その無価値感が刺激されるから それでなんだか泣きたくなる この気持ち 感じてみようか まっすぐに 自分には 爪の先ほども価値がないって思ってる その気持ち

素直に生きたい

誰でもいいってわけじゃない、とか 格好いいけど 私は結構 誰のことも好きだよ 表面的には ム…

森波青子
6年前
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一度たりともかなしいことになんか出会わずに

一度たりともかなしいことになんか出会わずに 傷ひとつなく 綺麗なままで人生を 渡り歩いてい…

森波青子
7年前
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medicine

痛む心に つける薬なんてないよ 一時的には 良くなったところで 形を変えて戻ってくる いずれ…

森波青子
8年前