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沖縄の郷に入れば郷に従えの巻

夜から始まったハーバービューホテルでの披露宴

参加している自分の親戚以外は全員知らない人だらけ、おまけに披露宴は識名園での結婚式とは違い、新郎側の友達や知り合いがたくさん集まったのも相まってアウェー感全開な披露宴会場に圧倒されていた。

テーブルの上には見たことのないオリオンビールがコレでもかと並ぶ。
そして、テーブルのど真ん中に鎮座する島酒の存在が俺に語りかけてるような気がした。

やー、ワンの事見えてるやっし
かりゆしの席やさ
夜は長いさーね

当時は酒を飲む機会を自分から避けるぐらい苦手だった。
思い返しても酒で辛い思いしかした事もなかったし、美味しいなんて思った事もなかった。

NHK連続ドラマのちゅらさんで観ていた堺正章の常温ストレートシマー飲みだけは頭に焼き付いてた俺には、泡盛ってのは常温ストレート以外に飲み方はねぇと思ってたんだ…

来たんだもん、沖縄に…
ほぼ無断欠勤に近い形で…
酒じょーぐーになりたいよな。

俺も楽しく酔ってみんなみたいにカチャーシーしてみたいと思ったのかもしれない。

真っ赤な顔して黙々と呑んで訳もわかんなくなった頃に新郎側の親戚の方々がご挨拶に来てくれたのと、おにーさん何呑んでるの?って聞かれたのは覚えてる。

アイっ!沖縄でもシマ酒ストレートで飲む人なんかいないさー!水割りかソーダで割らないとダメさー!!

記憶があったのはそこまで…

相当デージだった…

そういや、その後新郎の弟に連れてってもらったエンダーでルートビアも飲んで吐き出したのも思い出した…

でも全部が新鮮だった。
なんだったら今なんかルートビアは毎回おかわりしてる。

人って変われるんだ。

ほんとに良い勉強をさせてもらった

翌日は新郎お父さんのバスガイドで本部町の本家案内に美ら海水族館、古宇利島観光からのカヌチャベイで宿泊。
確か新郎側の親戚に沖電やら沖ハムに勤めている方がいたおかげで1人2〜3000円で宿泊できたのにはビックリした記憶と生まれて初めて肉眼で見た沖縄の千の青の海と空の風景を見て懐かしいと思った初沖縄の思い出は終わっている。

その後、沖縄に行きたい行きたいと毎日思いながら2年ほど沖縄史や風土の勉強を重ねた後に、勤めていたブラックな会社は、最終的に社長の暴走により解散、そして独立起業と同時に仕事で得た利益と人生を賭けたSEIKIにーにの沖縄探求の日々が始まる…

次回
離島ってなに!?に続く


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