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チラシの受け取りを断る勇気
皆さん、こんにちは。
哲学×アートの活動拠点【Mari.Art.Philosophia】主催の真理です。
先日ついに、日々私の頭の中で絶えず繰り返されている、人生や社会への問いを、できるだけおもしろおかしくシェアしてみるという試み
ブログ「36歳主婦、哲学をする」を始めてみました。
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さてさて、本日のテーマは「自分の本音の取り扱い方」について。
これからの時代の生き方について考えたとき
世間の評価といわれるものや他者(自分以外の全ての人)にどう見られるかということに判断基準を置くのではなく、自分の心に従って生きていくことが重要であるということが、いろんな場面で聞かれるようになりました。
これに関しては、私も本当にそうだと思うし、生活の中でできるだけそう在ろうと心がけていることでもあります。
でも実際『分かる』と『できる』では、行って来るほどの差があるというのも現実。
(私の場合はね)
そもそも「他の人にどう見られるかではなく、自分の心に従って生きる」って、結構抽象度が高い言葉。
聞いていると、なんだか自由でキラキラした感じがして素敵なんだけど
実行できているかとなると、それってつまりは具体的にどうすることなの?と、なんだかぼやけてしまって、結局今までとあまり変わっていない。
なんてことが、私のなかではよく起こっています。
キラキラふわふわは素敵なんだけど、言葉の解像度が低いままだと、いつまで経っても実像のないキラキラふわふわのまま。
なので、もうちょっと現実臭のある、具体的なアクションに変換してみると…
「相手の気持ちをある程度慮ったり理解した上で、たとえ相手が望んでいないことであっても、自分がそうしたいと感じたことを、実行していく」ということ。
になるのかな。
…なんか、けっこう破壊力がある気がする。。笑
・相手の気持ちを考えなさい
・人に迷惑をかけないように
・周りに合わせなさい
と育てられた純日本人の私にとっては、相手ではなく、自分の意思を尊重するというのは、大変ワガママな行為に感じられてしまうのです。
相手の気持ちを推しはかること、そして自分の思いや考えと違う場合は、自分ではなく相手の望みを叶える行動をすること。
そちらの方が、清く正しく美しいという、それこそ社会通念的な「正解」を、無意識にも選択してしまいがち。
なんとなく社会の正解に添っている気がするから、選択しやすいし、何より「他者から批判されにくいかも」という安心感がめちゃくちゃ大きい。
※「社会通念」とは言うものの、そう捉えているのも私の主観なので、これが本当に「社会通念である」というより「社会通念だと私が勝手に信じ込んでいるビリーフ」という方が適切。という話は、また別の機会で。
でも、そうやって想像したり推し量ったりして、私の頭の中が導き出した「相手はこう思っているだろうから、それを叶えるために自分の思いを引っ込めよう」という判断を続けていると、なんだか心が非常にモヤモヤしてくるのです。
たとえば、お店でふとチラシを渡されたとき。
たとえ、相手が好意をもって関わってきてくれていたとしても、こちらが「それは今自分に必要ないな」と感じれば、自分のために「断る」という選択をしてもいいはず。
もちろん、断ったからといって、相手を否定しているわけでも、攻撃しているわけでもない。
あくまでも、相手の思いを受け止めたうえで「自分には今必要ではない」ということを、愛をもって伝えればいいだけ。
そう頭では分かっていても、実際その場になると、
「せっかく渡しにきてくれたのに、断るのは悪い気がする」
「私には今必要ないけど、チラシだけは受け取っておこうか」
「あとでゴミ箱に入れればいいだけだし…」
なんて思考が瞬時に働いて
「そのチラシは今、いらない!」と感じている私の本音は
「とりあえず、ちょっと黙っててもらえますか?」というふうに、横にやられてしまうことが、しばしば起こるのです。
なんか、かわいそうだよね、私。笑
チラシを受け取るか、受け取らないか。(もちろん、興味があれば受け取ればいい)
そんな些細なことでさえ、いや、些細なことだからこそ、私は私の素直な本音をかなり無視して、本当は正しいかどうか分からない相手の思いやニーズを採用しているのだなと、あらためて気づいたのでした。
みなさんは、自分の本音とどんなふうに付き合っていますか?
ちょっと立ち止まって考えてみたよ👀という方は、ぜひコメント欄でシェアしてみてください^^
それではまた次回。
めくるめく思考の世界でお会いしましょう!
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