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春って、なんだか揺らぐもの
皆さん、こんにちは。
今日も読んでいただきありがとうございます^^
【言葉で心をつむぐ旅人】mariです。
気が付くと、もう3月も終盤に差し掛かっています。
各種学校の卒業式も終わり、もうすぐ新しい季節がやってきます。
寒い季節が終わり、芽吹きの春がやってくる。
そんなワクワク感とともに、慣れ親しんだものと離れなければいけない、そんな寂しさをはらんだこの時期。
みなさんは、どうお過ごしですか?
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春は苦手です。
実を言うと、私はこの季節がちょっと苦手だったりします。
人が好きでおしゃべりな私は、周囲から社交的に見られることが多いのですが、新しい環境になじむのには時間がかかります。
人の期待を裏切りたくない、かっこ悪いところを見せたくない。
人にいいところを見せたい…
そんなふうに周りの視線ばかりが気になってしまい、エネルギーを空回りさせてしまったり、気負ってミスを連発したり…
教員時代を思い返してみても、新しい季節のスタートは、なんだかうまくいかなくて、自己嫌悪。。
なんて思い出ばかりのような気がします。
態度こそ違えど、新しく出会った人たちに「なめられたくない」という気持ちは、若者ヤンキーと同じくらい。虚勢を張っていたのかもしれません。
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春はしんどくて当たり前
そもそも、人間の脳ってのは、いつもの「日常」を続けていくようにつくられています。
イレギュラーなこと、新しい環境からをできるだけ避けて、昨日と同じような日々を過ごせるよう、行動をコントロールしたがっている。(ホメオスタシスっていうらしい)
そんな脳みそを持った私たちが、新しい職場、人間関係、場所、仕事…といった、新しい環境が得意なわけがないのです。
だれだって、慣れ親しんだもののほうが安心するし、初めての刺激には、対応するのに大量のエネルギーを要します。
卒業、異動、転職など…いろいろな別れを経験したあとならなおさら。
その寂しさを感じいる間もなく、気ぜわしく新しい季節へと追い立てられる。
そして始まってしまえば、あれよあれよといううちに、やらなきゃいけないことに忙殺されて、気が付くと心も体もへとへと…
そりゃ体調もくずしますわ!!
春キャンペーンに乗らなくてもいい
しかし春というものは、気温が上がり、自然がいっせいに花開く季節。
それは生物として生きる私たちにとっても、嬉しい変化です。
とくに、長く続いた、寒くて暗い冬を乗り切った後なら、その喜びもひとしお。
そんな明るい季節をぞんぶんに感じることは、生き物として自然な姿です。
しかし、その春の勢いにちゃっかり便乗して
「新しい環境を楽しもう!」というのは、なんだかキャンペーンちっくだなとも思ってみたり。(私だけ?)
そもそも日本以外の国では、別に『春=新年度』ではないのでだから(夏とか、秋に切ない別れと新しい環境へのドキドキが生まれているのも、それはそれで、おもしろいけれど)
春が明るい季節だからといって『新しい環境=希望』ということに、無理やり自分を当てはめなくてもいいのかな、なんて感じています。
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不安を抱っこしたまま進む
かといって、新しい環境をまるまる否定するつもりも、もちろんなく。
慣れ親しんだものは調和が生まれるけれど、調和のままでは変化や成長は望めません。
勇気を出して、今いるものから離れていくこと、新しいことに挑戦していくこともまた、生物としての大きな流れの一つ。
それを社会全体でやっていこうぜ!アップデートしようぜ!っていうのが、新年度なのかもしれません。
そして日本の場合は、奇しくも季節は芽吹きの春。
だったら、春のエネルギーもうまく使って、その波に「えいやっ」って乗っかるのも、また一興。
そんな中でも、新しい環境で生まれる、自分の中の不安な気持ち、変化に戸惑う気持ちを置き去りにはしなくていいのかな、と思います。
新しい環境に対応できるかな…
新しく出会う人とうまくやっていけるかな…
そんな思いは、どんな季節でもやってくるのだから。
だから、心の中の不安やゆらぎを、そっと抱きしめておいてあげてほしい。
不安だよね、ドキドキするよね、張り切ってかっこつけたくなっちゃうよね。
そんなふうに、自分の中のさまざまな感情をまるっと受け止めて、いい子いい子してあげて(だって、それくらい不安なんだもの!)
それでも、春の陽気に誘われて、勇気を出して飛び込んでみる。
そうこうしながら、ちょっとずつ、自分のペースでアップデートしていくのが、ちょうどいいのかな~と感じています。
皆さんは、どんな春を迎えていますか?
もしよければ、春への気持ち、コメント欄で教えてくださいね^^
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最後までお読みいただきありがとうございます^^
誰よりも【心】について思いをよせるmariが複雑怪奇で形のない【心】について正面から、横から、ななめから、ためつすがめつしながら考察していくページです。
私が【心】と向き合う日々が
読者の皆さまにそっと寄りそい、ときにははたと立ち止まって考える、そんな目印になりますように。
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mari【言葉をつむぐ人】
▶36歳、3児の母
▶13年間の教員生活ののち、自分らしい人生を求めてフリーランスに転向
▶現在はライター、モデル、ソウルフル数秘術®プラクティショナーとして多方面に活躍
▶幼少期から生きづらさを感じていたことをきっかけに、心について学び、深く考察する日々を重ねる
▶好きな場所は水族館。とくに好きなのはアマゾンの古代魚ピラルク