言葉の暴力について
ブラジルからトルコに到着し、これからスリランカに向かいます。今日は移動だけの日でありがたいです。
8月21日、横浜ラグーンを放送させていただきました。今週は最近私が感じていることとして「言葉の暴力」についてお話をさせていただきました。
というのは、トランプ元大統領を凶弾が襲った後、多くのコメンテーターが「暴力はあってはならない」と述べていたのを見て、感じたのです。トランプ氏が奇跡的に助かったことは心からよかったと感動する反面、「言葉の暴力」について触れなくてはならないと考えました。
「殺す者は殺され、怨む者は怨みを買う」サンユッタニカーヤ
因果の道理、因縁果報を踏まえると憎しみは簡単に増幅し、拡散して報いが現れることに気づきます。
地球最強国のトップになる候補者たちが「嘘つき」「ペテン師」「史上最悪」などとエビデンスの取れないエモーショナルな言葉を浴びせて罵り合う姿はどうでしょうか。そんな大人の姿を子どもたちはどう見ているでしょう。恐ろしい気持ちになります。
お金や権力があれば情報を操作できる時代です。ましてや、言葉の切り抜きが蔓延し、熟読や熟慮、辛抱強さの必要な相互理解は明らかに後退しています。
古代から存在する修辞学、ディベートですが、今こそ虚しく、害のある時代は過去にありません。論破王を小気味よく思っても幸せな人生とは真逆の感性だと思います。
私たちは「宗論問答、無益なり」と教えていただいています。議論で真実が明らかになるかと言えばそうでもありません。もっと大切なことにフォーカスすべきだと思います。
まずは言葉の暴力を慎みたい。真実を語る。嘘つきは全てが嘘に聞こえてきます。嘘が混じって本当と錯覚すれば虚しい人生を過ごすことになります。
「すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身をひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。
すべての者は暴力におびえる。すべての(生きもの)にとって生命は愛(いと)しい。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」ダンマパダ
「怨みをいだいている人びとのなかにあっても、われわれは安穏に生きよう。怨みをもっている人びとのあいだにあっても、われらは怨みなく安楽に過ごそう」ダンマパダ
「僧たちよ、諸国をめぐりなさい。人々の恵み、人々の幸福、世に対する慈悲のために。一人ひとり別の道を行きなさい。」マハーヴァッガ
今週の選曲はRICK ASTLEYの「NEVER GONNA GIVE YOU UP」とJOHN WAITEの「Missing You」、ボーズワードは「瑠璃」でした。
ONAIR DATE 2024/08/21 (Wed)
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