迷宮と迷路の境界
形而上から形而下まで縦横無尽に扱う記事の特性上、一見して内容の分かりにくいときもあるかと存じます。先日も読んでいるうちに思考が迷宮入りした…という主旨のコメントをいただき、はてそういえばと気になり本記事を執筆いたします。
迷宮入り。
主に事件で犯人が特定できないまま時効を迎えるような場合に使われる言葉です。未解決事件と同義で、この事件は迷宮入り…などと表現されますね。
迷宮ってなんだ。似た言葉に迷路がありますが、いったい両者の違いはなんだろう。そうやって考えていると思考が迷路に突入しますから、さっさと調べてしまいます。
迷宮(labyrinth)は、一本道。
迷路(maze)は、分岐して行き止まりもある道。
いずれも複雑で入り組んだ道を示す言葉ですが、迷宮は一本道で、迷路は一本道ではないという明確な違いがあります。つまり本来の定義を満たす「迷宮」ならば必ずゴールに辿り着けるはずです。
するとひとつ疑問が生まれます。
事件の迷宮入りは解決しないじゃないか、と。
そこで考えますと、他の表現も「未」解決事件。未だ解決していないという表現は将来的に解決する可能性を残しています。これは真実に到達する道は決まっていて、必ずゴールはあるはずなのに、時間が足りずに打ち切られてしまったという思いがあるのかもしれません。
迷宮入りしても諦めなければ、いつか目標に到達できるはず。
とはいえ私の記事は時々迷路ですから、帰り道にお気をつけくださいませ。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の迷い道に進むべき光が差し込みますように。
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#定義 #エッセイ #迷宮入り #迷路 #maze #labyrinth #横道に逸れることもありますが基本的には一本道の記事にしているはず #といいながら散らかって迷路のときもありますがご容赦くださいませ
#トップ画像は迷路ですね
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