
時計は歴史を想起する浪漫
人類と時計の歴史は古く、紀元前4000年ほどまで遡ると言われています。最も原始的な時計は太陽の動きを利用した「日時計」で、紀元前1400年頃に「水時計」、6世紀に入ると「燃焼時計」が発明されました。「砂時計」が作成されたのが14世紀頃で、誤差の少なさから当時は船上で用いられることも多かったようです。
「機械式時計」の発明は13世紀後半といわれ、人類は正確な時を刻むことに心血を注いできました。マリンクロノメーターやレバー脱進機の開発、またロマン溢れる機構ではトゥールビヨンなど、語り始めると止まりませんので自重します。
しかしながら正確性という観点では「クォーツ時計」や「原子時計」が大きく勝ります。日常生活で実用的な範囲としてはクォーツ時計ですが、クォーツの特性を発揮するためには一定の長さの水晶が必要で、これを小さい腕時計に組み込むことに成功し初めて世界に発表したのはSEIKOでした。
今や正確性では及ばない機械式時計は、しかし多くのファンを魅了し続けています。コレクションといえるほど多くの時計を持っているわけではありませんが、やはり機械式腕時計の刻む「時」は、職人の技と人類の歴史を感じます。
お気に入りはグランドセイコーのスプリングドライブ搭載の腕時計です。ぜんまいを動力としながらデジタル技術を組み込んだ正確性は機械式時計を凌駕し、職人技と科学技術の調和といえる美しい秒針の動きを齎します。
あれもこれもと手を出し始めるとキリのない機械式時計の沼。
ふらりと時計屋に立ち寄って眺めるのは、私の大切な時間です。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の心臓の刻む時が幸せなものでありますように。
#週末プロジェクト #時計を見に行こうかな #買う予定はありませんが
#私のイチオシ #職人の手の動きが好き
#色々な時計を好みます #見ているだけで楽しい
#エッセイ #時計という浪漫
いいなと思ったら応援しよう!
