
自分はのんびり屋だと思っていた話
人にはリズムというものがあります。
それは呼吸のリズム、心拍のリズム、思考のリズム。他にも色々ありそうですが、生活の中で意識する重要なリズムはこのあたりかと思います。
これら3つのリズムは言葉を発するときに連動します。他者のリズムと自身のリズムの差異を最も強く感じるのは、会話の場面でしょう。
漢方医学では脈診をする際、極めて多彩な情報を読み取りますが、重要な要素のひとつに脈の数・遅というものがあります。これは単に脈拍数が速いとか遅いという話ではありません。1分間あたりの脈拍数で論ずるのは西洋医学の頻脈と徐脈の話であって、漢方医学のそれとは根本的に異なります。
呼吸との比較で、相対的に脈が速いか遅いかを判じます。ここを見誤ると病態の把握が困難となります。元々のバイオリズムが速い人にとって、1分間あたり100回の心拍数は普通かもしれませんし、呼吸や思考パターンのゆっくりな人の心拍数が80回あったら、それは数脈かもしれないのです。
兎も角、呼吸と心拍と思考のリズムは人の特徴であって、変えようと思って変えられるような性質ではないということを此処に明記しておきましょう。
会話のテンポが合う人とは、これらのリズムが一致するということです。ここに大きな差異があると、一方はもどかしく感じ、他方は急かされる思いで双方に居心地の悪いことになりかねません。
では、どうすればいいか。
文章に書き起こすことは、ひとつ有効なコミュニケーション手段と考えます。読書速度には大きな個人差があるものの、文章のやり取りをする限りでは問題にならないからです。
なお、私は自分がリズムの速い人間だということを、最近まで知りませんでした。急かされるのが苦手だったり、自分よりリズムの速い人たちが身近にいたりしたからでしょうか。知人の耳鼻科医に脈診の話をしている際に指摘されるまで、私は自分がのんびりおっとり系の人間だと認識していたのです。
気になって調べてみたところ、読書速度は2500〜3000字/分くらいで、好む音楽のbpmは170〜200を超えるものが殆どでした。あ、B'zは別ですよ。彼らの曲は大体全部好きです。思えば日本語の会話で理解の追いつかなかった経験は一度もありませんし、子どもの頃に速聴やら速読やらの訓練を受けたような気もします。笑止。
豈易者身上知哉。
お後がよろしいようで…。
拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、貴方のリズムが心地良く響きますように。
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