![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150165455/rectangle_large_type_2_69787e6c80175b87fc51e606b34d25ed.png?width=1200)
美しく燃えた月 《詩》
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150165492/picture_pc_7b4a40b76e4159894c4bac3d533a87fd.png)
「美しく燃えた月」
想いはいつも途中で途切れて
君の偽物の微笑みと
僕の嘘を合わせ夜空に月を浮かべた
情熱とか純粋とか
大切な言葉だとか
出来るだけ沢山集めて手を繋いだ
君の迷いと言い訳と
言葉足らずの僕の詩と
ふたりで話した内緒の未来
風に抱かれた夜の中
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150165699/picture_pc_1dd52e05e241e5a6e25e55fa5b7fb345.png)
本物と言われるまで突き進めば
其れは本物になる
そう言ってくれたのは君だけだった
僕の事なら心配無いよ 大丈夫だよ
君は君のままで居て
そう言った後に
呼吸も出来ないくらい苦しくなった
守れない約束で
傷つく事くらいわかってる
其れでも僕は
うなずく事しか出来なくて
夏がだらしなく過ぎて行く
月だけが美しく燃えていた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150165766/picture_pc_9ffb78252c3e6407a0cc2ac945f03512.png)