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新刊「STOP LOOK BOTH WAYS」まえがき📚文学フリマ広島7に出ます!

「このままベランダから飛び降りたら、何日か仕事休めるかな」

バイトが上手くいっていなかった大学時代、
上司が立て続けに退職し地獄のように引き継ぎを受けた社会人2年目、
定期的に頭に浮かんでいた考えです。


2024年に観た映画「ラストマイル」はそんな時の自分を思い出すような作品でした。


人間、どこまでいくと壊れてしまうのだろうか。
壊れていく過程で1番良くないことは、選択肢が減っていくことだと思います。

僕は出版社の広告営業の仕事をしていた。
出版社という仕事は楽しいし勉強にもなるし良い仕事ではあったのですが、
何より怖かったのが、「終わりがないこと」。
クリスマスの特集が終わったと思ったら、もう春の新生活のことを考えてるし。

タスクをこなせば、また次のタスクが来る。
タスクをこなせなければ、こなせなかったタスクが頭の中に残り続ける。

そうやって本来大事な生活までもが仕事に侵食されていく。
転職する、っていう選択肢が本来はあるはずなのに、今の仕事に忙殺されてしまう。

ラストマイルも最後には組織や集団の力を活かし課題の解決をしたが、
それは結局映画の世界の話だし、個人でできることには限界がある。

だからこそ、お守りのようにそっと備えておけるようなそんなエッセイを用意しました。

一度壊れてしまうと取り返しのつかないことになりますし、
なかなか元には戻りません。

少しでも健やかに、幸せな人生を過ごせますように。

2025.1.5 みずもと せいじ


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「STOP LOOK BOTH WAYS」概要


2024年公開、映画「ラストマイル」に感銘を受けてつくったエッセイ集。
人生の節目にいる女性たちのリアルな感情をありのままに表現した1冊です。

【A5サイズ フルカラー 18P】

1章…青「市政にチャレンジする心境、きっかけ、進んでいる今の気持ち」Writer : 村上 さとこ
愛媛県・四国中央市市議会選に出た女性の文章です。新しく物事を始める時にピッタリなエッセイ

2章…黄 Writer : harami https://note.com/harami34

この先の人生、止まって考える時間も大切です。悩むこと立ち止まることを肯定してくれるエッセイ

3章…赤 Writer : 竹内 仁美 (三帆堂)
辞める決断をすることがあった時に優しく隣にいてくれるエッセイ



裏表紙。信号をテーマに3色のエッセイを用意しました。

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「文学フリマ広島7」に出店します!


haramiさんとみーこさんと3人で出店します!
三者三様、面白いZINEができると思うので、お楽しみに。

いろんな本が見れるのが楽しみだな〜〜〜!!!!


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