小倉ヒラク『オッス!食国 美味しいにっぽん』から考える焼酎文化
つい最近、日本の食文化の本質について考えさせられる、素晴らしい本と出合いました。
焼酎についての直接の記載はないものの、より大局的な視野から大きな刺激を受けたので、自分なりに考えたことを記録しておきます。
楽しげな表紙に騙されてはいけないタイトルにある「食国」は「おすくに」と読む古語で、「召し上がりなされるものを作る国」という意味だそうです。
この「食す(おす)」が、後に「治す(おす)」という言葉に発展したといいます。
つまり、かつて日本では、「食す=食べてもらう」ことは「