第961回【圧巻人生日誌 日々是成長】952(2024/1/17)▲▲記録・記憶・伝承・忘れない▲▲
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1月17日は、
阪神・淡路大震災から29年目の日でした。
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95年の1月17日は私はまだ中学生、
早朝にあのような大きな揺れがあったとは
知るよしもなく、
学校で騒ぎになっているのを聞き
初めて知ることとなったのです。
特に神戸に深い縁があるということは無く、
ただ震災の3ヶ月前に神戸に修学旅行に訪れていたため
ショックで呆然としている同級生もいました。
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中学生には少し大人の感じのした
メリケンパークにポートタワー、
風見鶏の館に三宮駅前、
自分の足で歩いてきた場所が
瓦礫だらけになった姿は
なかなか受け入れられるものではなかったことを
鮮明に覚えています。
そして
こちらなどはなかなか秀逸な
当時の記録だと思います。
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街の惨状にも驚きましたが、
それ以上に驚いたのが
予想以上の速さで神戸の街が復興したことなのです。
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95年はオリックスが
『がんばろうKOBE』を合言葉に
パリーグ優勝を果たしたことがきっかけになったのか、
阪神・淡路大震災の象徴的なシーンでもあった
横倒しになった阪神高速も早急に再建され、
私が再び神戸を訪れた97年には
ぱっと見では震災の傷跡を探すことも
なかなか難しいくらいでした。
人間(日本人)はいざとなると
とんでもない力を出すことができるのだ、
と知りました。
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その後もご縁があり、
神戸には仕事で6年近く通いました。
神戸に行った際は
仕事をご一緒していた古参のおじさん社員と
朝方まで飲むのが慣わしでしたが、
おじさんの酔いが回ってくると
当時の話を聞くのもお約束でした。
(震災からしばらくの間は、
三宮から明石まで歩いて通った、らしい)
やはり実体験した方の語りに
勝るものは無しです。
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そのような経験を活かしていこう
と神戸の方々が考える117の直前に、
今回の能登半島の震災が発生。
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東遊園地で毎年行われる追悼イベントには、
被災地の輪島から駆けつけた方が
ニュースで取り上げられていました。
追悼のイベントが何故29年も続くのか、
自分の街に戻って伝えるために
神戸まで10時間以上をかけて来られたそうです。
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神戸にお住まいの友人・玉井さんが
追悼イベントに今年も向かわれ、
『忘れてはならない』ことの重要性について
仰っていました。
神戸で起きたことは
これからも忘れてはいけない。
そして能登で起きたことも
目を背けないで忘れずに前に進む
必要があります。
大都市の神戸も
地方の能登も
これから高齢化が一気に進む中で、
そもそも何ができるのだろうかと
改めて突き付けられた気がします。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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辛い記憶を
単なる思い出にしてはいけない。
これは普段の生活の中でも
同じことが言えるだろう。
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