【アジョワンスパイス】
【アジョワン】
主に精油を得るために栽培されている植物で、精油の主成分チモールには防腐や殺菌効果があります。南インド原産で、植物学上はキャラウェイやクミンなどの仲間ですが、味は全く異なり、どちらかというとタイムに似ています。インドではロヴァージュとかアジュワイン、カロムなどと呼ばれ、セボリーという口直しの料理やスナックに、家庭でもたいへんよく使われているスパイスです。薬用としても重宝され、インドの家庭には必ずアジョワンの種が備えてあって消化不良やおなかの張りなどに随時飲用しているようです。魚を使った料理にもよく合い、またホールのままの種をカレーなどに加えることもあります。インド以外の国では、インドの食品を扱っているような店でないとなかなか手に入りにくいスパイスです。
精油はマウスウォッシュや歯磨きにも使われています。
#スパイス図鑑 58ページより