憧れた背番号『9』
カリスマ性、リーダーシップ、人を惹きつけ、魅了できる人は、後にも先にも一人だけ。
K先輩(後輩は皆、先輩を君づけで呼んでた)
中学、高校とサッカー部でエース。中学のときはキャプテンで県選抜にも選ばれるほどの選手だった。
ワンピースでいうところの覇王色の覇気の持ち主で、先輩方も並々ならぬ覇気の持ち主であった。
そんな先輩方もK君には一目おいていたように思う。K君の先輩方をもこいつは違うなといった感じだった。
K君はケガをする前までのスピードが尋常じゃなかった。一瞬にして相手を抜き去り、パスもシュートも本当に凄かった。
僕はロナウジーニョと重ねてみていた。サッカーでも人を魅了していた。
しかし、文化祭のリレーでかなり大きなケガをしてしまい、ケガは治り、高校でもサッカーは続けていたが、チームメイトのやる気のなさや、自身のサッカーのキレが戻らなかったり、色々な葛藤、もどかしさなどもあったのだと思う。
高2の秋の大会を最後に部を辞めてしまった。
その後は凄くカッコいいビックスクーターを乗ったりしていた。
今何をされているか分からないが、きっと今も輝いているに違いない
あんな漫画の主人公みたいな人に出会えた人生を今は誇りに思う。
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