第3話「不登校の自分」
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中学2年生秋、不登校として過ごす日々が始まった。
周りの人はみんな驚いたみたい。
いや、自分が一番驚いてるわ!
俺が不登校って嘘やん。
そーんな感じ。笑
それくらいびっくりしたし、受け入れるのが難しかった。
幼稚園年少から10年以上通うことが当たり前だった。
そんな当たり前が急に壊れることってダメージがすごい。
今は不登校に良い悪いもないって思ってるけど
当時は悪いとしか思ってなかったから余計ね。
正直挫折というものを味わってこなかった僕にとって
初めての挫折は本当に苦しいものだった。
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中学2年生冬、学校にも部活にも塾にも行ってない。
来年の今頃は受験と思うと苦しかった。
徐々に将来への不安が大きくなってくる。
学校の成績はすごく下がってる。
高校に入れないんじゃないか。
高校に入っても卒業できないんじゃないか。
このまま良くならないんじゃないか。
一言で言ってしまえば
「負け組」
この感覚がとにかく強かった。
それに、人と全然会わない日々を過ごすことも苦しい。
家族と病院の人以外で実際に会うことはほぼなくなった。
単純に楽しかったあの頃に戻りたい。
みんなと仲良く学校で話したり遊んだりしたい。
「自分は負け組」
「良かったころに戻りたい」
そんな
昔に戻りたい中学2年生でした。
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