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花咲く和紙「みつばちミックス」アップグレード作戦 Vol.1

今年の梅雨の長雨とその後の台風の影響で製紙したみつばちミックスの紙にカビが発生してしまいました。

そもそも、紙にカビが生えたのではなく、乾燥に使う板にカビが生え
紙に移ってしまったという原因です。

いまの猛暑からは想像できませんが、ほんの2ヶ月前のことです。

花咲く和紙は、手すきで自然乾燥(天日干し)のため、仕上がりは天候にダイレクトに左右されます。晴れの日が続けば1日で乾きますが、湿ったどんよりした日が続くと、乾燥までに時間がかかります。

そのため、よほど気をつけていてもカビが生え、発芽率も落ちてしまいます。

天候による生産のゆらぎをなくし、発芽率を維持しながら、年間を通して安定した紙にしていきたい。

そのために、さらに研究と試作を行うため、誠に残念ですが、いったん、販売を休止させていただきました。

なお、カモミールの花咲く和紙は、通常在庫ありますので、ぜひこちらをご検討ください。もちろん、アメリカ製の中厚ホワイトフラワーミックスハーブミックスもご利用いただけます。

次世代につなげるために

シードペーパーや花咲く和紙を初めて知った方には

「この紙に出会ってよかった。ありがとう」
「すてきなコンセプトに共感します」
「みつばちミックスの再開予定はいつですか」

など、本当に嬉しいお言葉をいただいています。

そして、それが私たちの毎日の励みになっています。

みつばちミックスは蜜源植物と、花粉を媒介するみつばちなどの昆虫が好む花の種を集めた紙で、多くのみなさんに応援していただいています。空き地にレンゲやタンポポなどが咲き、春になると風にそよぐ、虫たちが飛び交う、そんなわたし自身の子供時代の風景を思い描いています。

お客様にとって使いやすい紙へ

これから古紙と再生パルプ、紙の厚み、タネの種類など、いくつかのパターンで試作を行い、ベストな組み合わせを探ります。2〜3ヶ月ほどを予定していますが、また状況をNoteでご報告いたします。いましばらくお待ちいただけると幸いです。




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