見出し画像

アマプラ映画感想メモ#26『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』

シンエヴァの劇場上映にどうにか滑り込みたいアマプラ映画26日目。

致命的なネタバレは避けるべく努力するが、あらすじや表現、全体の構成についてなどは触れようと思うので、一切情報を入れずに映画を観たい方はお気をつけて。


今回観た映画はこちら。

『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』

〇観ようと思ったきっかけ

『序』が面白かったため。

〇概要

2009年に公開された『序』の続き。
『Q』へと続く。

〇あらすじ

ヤシマ作戦を成功させたシンジは僅かに父ゲンドウへの歩み寄りを果たし、第三新東京市での生活に馴染み始めていた。そこに、エヴァ二号機の搭乗者アスカが転校してくる。

〇ノート

『破』ではシンジとゲンドウの親子間に歩み寄りが発生した時点から語り始められるので、中盤までとても心理的負担が少ない状態で観ることができた。
作品全体の雰囲気としても明るく面白く前向きな内容で、エンターティメントを貫いてるなと思った。
だからこそ終盤の展開が効いて来るし、『Q』への続きも気になる。
映画を観ていると感じる、感情を手玉に取られているような感覚を終始抱きっぱなしだった。
また、心理ドラマの作り方も巧みで、シンジの抱える問題を使途と相似させて乗り越えていく姿はとても美しく感じた。
エヴァ、凄い。

〇感想

世の中には、あらゆる創作作品をエヴァになぞらえて語ってしまうタイプのオタクが存在すると風のウワサに聞いたことがあるが、『破』を観て自分の中にもそういう物差しとしてエヴァが浸食してきているのを感じてしまった。
というのも、かつて自作品でやろうとしていたことが、もしかしたらエヴァが既に全部やっていた事なんじゃないか? という感覚をかなり鮮烈に覚えてしまったのだ。
それほどまでにエヴァは心理ドラマと展開が美しく結びついていて、絵面の派手さに対してド王道を貫いているように思う。
エヴァの持つ美しさに負けないよう、ATフィールドをばっちり張って続きも見ていこうと思う。

いいなと思ったら応援しよう!