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Q. 連絡用のLINE、電話以外に、他のご家庭では子どもにどのようなアプリを使わせているのでしょうか?

こんにちは!セキュスタ 子ども安全情報局です。
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子どものインターネットやSNSなどの利用に関する保護者のお悩みに、専門家の先生方が回答する「教えて先生!」に寄せられたご相談の中から、今回はこちらのご質問にお答えいただきました。

Q. 連絡用のLINE、電話以外に、子どもにどのようなアプリを使わせているのでしょうか?

A:お子さんの年齢や性別によって、利用するアプリの傾向は変わってくるようです。
はじめに、内閣府から毎年出されている【青少年のインターネット利用環境実態調査*】という調査データを見てみましょう。これは、「子どもたちを取り巻くインターネット環境」を詳しく調べたもので、この資料によって、「いま、子どもたちはインターネットでどんなことをしているのか?」という傾向を窺い知ることができます。
調査開始当初は10歳~17歳の児童を対象としたデータでしたが、平成30年からは0歳~17歳までの広い範囲が対象となり、さらに細かな情報を見られるようになりました。
*最新版となる令和3年度のデータは、以下のサイトで確認することができます。

この調査は、使用端末をスマートフォンに限定したものではなく、パソコンやタブレット、保護者のスマホなどを使用するケースも含まれています。同資料によれば大体10歳くらいから「自分専用のスマートフォン」を持つ子どもが増えるようですので、それ以降のデータについては「子どもが自分のスマートフォンで行っていること」と判断しても良さそうです。

データによると、全ての年齢において割合が一番多いのは【動画を見る】であり、年齢が上がるにつれて【ゲームをする】と【音楽を聞く】が増えているようです。
小学校入学後はGIGAスクール(生徒1人に1台の端末と高速ネットワークを整備する、文部科学省の取り組み)端末の普及などもあり、端末を使って学習する機会が多くなるため、【検索をする】、【ニュースを見る】、【勉強をする】が増えています。
【投稿やメッセージ交換をする】、【撮影や制作記録をする】などSNS関連の項目については、多くのSNSが利用年齢を13歳以上としていることもあり、中学校の入学時あたりから増え始める印象です。

また、利用するアプリは性別によっても差がありそうです。調査によると、男子はゲームや動画の利用回数・利用時間が長く、女子はSNSや写真の撮影などに多くの時間を割いているというのが、近年の傾向です。

以上のようなデータから総括すると、
【動画視聴】【音楽】【ゲーム】【SNS】【カメラ】【学習】
に関連したものが、子どもたちのよく使うアプリと言えますが、趣味や嗜好、年齢、性別によって差も出ているというのが現状です。

普段からお子さんが興味を持つ物事について情報を共有していると、利用するアプリの傾向も把握できて安心です。なるべく多くのコミュニケーションを取って、安全にアプリを使用するよう心がけましょう。

いかがでしたか?このnoteでは、今後も「教えて先生!」にお寄せいただいたご質問に専門家の先生方が回答した記事をご紹介していきます。
ふと思った疑問や質問にもお答えいたしますので、どうぞお気軽にご質問ください。

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