Ultimate Incapable Boss
おはようございます。
#KENMAYA です。
今日のタイトルは「Ultimate Incapable Boss」。
直訳すると「究極無能上司、経営者」です。以下、UIBと呼びます。
このコロナ禍において、日本中のUIBが炙り出されてきています。
政府機関、行政機関、企業、あらゆる組織の中のUIBが、
変革や変化に対応できず、無知蒙昧をさらけ出し、
成長しそうなアクションや変化に対応しようとする者の邪魔をし、
自己保身や既得権益の死守、目の前の小銭を拾うのに必死となっており、
社会、経済全体の血栓のようにじわじわと我々を苦しめています。
1.UIBの最たる特徴
UIBの最も分かりやすい特徴として挙げられるのは、
「他責思考」の人です。
「部下が悪い」「会社が悪い」「コロナが悪い」「世の中が悪い」
「政治が悪い」などと、とにかく自分以外に問題がある、
とするステレオタイプの経営者や上司です。
UIBのやっかいなところは「これまでこのやり方でうまくいっていた」という固定概念から脱却することができず(もちろん、する気も全くない。)、
「自分は絶対的に正しい」と、ある意味、カルト宗教の教祖的な立ち位置を確保していることです。
その意思決定において、自分に否定的な意見は真っ先に除外しますし、
教祖たる所以か、一定の信者を獲得しており、その信者がUIBをさらに後押ししていることが往々にしてよくあります。
2.UIBは意識せずに他者に攻撃的
UIBのもうひとつの特徴として「他者の感情を読み取れない」ことです。
まともな上司や経営者であれば、
部下に一言言いたい、と思っても、
「直球でいったら傷つくだろうなぁ」とか、
「こういう風にさりげなく伝えようかな」と、
伝え方や受け手側の気持ちを十分に考慮に入れた上で伝えます。
しかし、UIBには全くといっていい程、この能力が欠如しています。
恐るべきことにUIBは他者が傷ついていることに「無自覚」であることがほとんどであり、大抵の場合において「無自覚で他者を攻撃」しているにも関わらず、他者が傷ついていることに対し、「自分のせい」とは微塵も感じていません。(これも「他責思考」のひとつと言えるでしょう。)
3.UIBメソッド
「自分の意見を押し通すUIB独特のやり方」
これをわたしは「UIBメソッド」と呼んでいます。
「UIBメソッド」の第一段階は、対抗勢力の徹底的排除。
第二段階に、対抗勢力がいかに不義理であったかを周囲に触れ込む、
被害者意識の刷り込み。(これは自分自身に対しても。)
最終段階は自己顕示欲による、自画自賛です。
これは「我儘」や「エゴ」とは全く異質なものであり、
UIBに共通している、とある原点より発生したメソッドです。
その原点とは────
「コンプレックス」です。
実は「UIBメソッド」に多く見られる原点は、そのUIB自身のコンプレックスによるものが大きいのです。
例えば、親の愛情を十分に受けてこなかった、ファザコン、マザコンとか
受験に失敗した、やりたい仕事じゃない、学歴や職歴のコンプレックス、
理想とかけ離れた現状の自分自身への自己嫌悪感から来る、
鬱屈した劣等感が「UIBメソッド」を形作っているのです。
つまり、深層心理で「意のままに相手を操ること」に、
コンプレックスの解消や快感を得ているのが「UIBメソッド」の正体です。
4.UIBの排除
わたしたちはUIBを可及的速やかに社会から排除しなくてはなりません。
UIB自体、労働生産性がゆるやかであっても、堅実に伸びていく成長社会においては、さほど問題にはなりません。
しかし、雇用が減り、所得が減り、支出が減っている今、
わたしたちの首を真綿で絞めるようなUIBの存在は危険なのです。
しかし、先述の通りUIBはある種宗教団体のような構成員を従えていることが多く、排除は容易ではありません。
では、どうすればいいのでしょう。
わたしの結論ですが、UIBを孤立無援状態に追い込むこと。
これがUIB排除に最も効果的であります。
UIB自身には完成された価値観や哲学があり、並大抵の他者からの干渉ではビクともしません。しかし、唯一弱点があるのが「孤独に弱い」ことです。
つまり、UIBやその一派を除外した上で別のコミュニティで成功を収める。
これこそがUIB排除に向けた最適化のシナリオであり、
UIBを追い込むことのできる唯一の方法だと考えています。
焦ったUIBは懐柔作戦に出てくることもありますが、
ここで気を許してはなりません。
いつの間にかUIBはそのコミュニティ自体を乗っ取り、自分の手柄とするからです。そしてその点においてUIBは天才的です。
最後まで心を鬼にしてUIBを徹底的に排除したコミュニティで成長を続けましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
もちろん読者の方はお分かりだと思いますが、
本記事はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
また、特定の人物、いかなる団体を誹謗中傷するものでもありません。
この国からUIBが殲滅される日を望んで、
わたしはTwitter、YouTubeもやってます。
よかったらそちらも宜しくお願いいたします。