【磨き女子】Denix デリンジャー限界突破磨き!
#KENMAYA です。
毎週恒例、お磨きのお時間です。
今回はリンカーン暗殺事件で一躍有名になった、
『フィラデルフィア デリンジャー』のレプリカを磨いてみました!
1.購入時
デリンジャー自体、現代のハンドガンの元になった小型拳銃ですので、
ちょっとチープな印象を受けるのはしょうがないですね。
でもしっかりとパーカッションロックの作動もします。
ちゃんとハーフロック(半分撃鉄を起こした状態)もあって芸が細かい!
しかし、鋳造のせいかすごく鉄臭いし、
よく見ると傷や歪みがたくさんあります。
まぁ、アンティーク感を出すのとマッチしてしまっているのが、
悔しいけど憎めないですね~。
今回も容赦なく磨いていきますよ~。
2.下磨き
あ、そうそう。
今回から本業の彫金師さんが使うような、少しお高めのルーターを使ってます。(だいぶ古いモデルですが…)
とはいえ、手が出ない程の値段でもないので、彫金やってみたいなー、研磨してみたいなー、って方は是非。
まずは"SLS-200"でガリガリ磨いていきます。
硬い砲弾フェルトバフか、サイザル麻バフがオススメです。
メッキを剥いでいくと深い傷や凹みが見えてきます。
何度か"SLS-200"を塗り直しては磨き、を繰り返し、
全体的に目立った傷や凹みがなくなったら次へいきます。
↓ダイヤフリックスはこちら
3.中磨き
今度は全体を"SLT-400"で磨いていきます。
今回は、青鉄バフを使っていますが、傷や素材の状態にもよりますが普通の綿バフでも大丈夫です。
市販の光沢出し研磨剤よりも研磨力が強いので、
あまり一点を磨いたり、力を込めると、これでもメッキが剥がれます。
最初はソフトタッチで様子見をするのがいいでしょう。
4.仕上げ
最後に仕上げ用の"SLV-10000"を使って磨いていきます。
柔らかいシーツバフや綿バフがオススメです。
ルーターは高速回転で優しく撫ぜるように磨きます。
下磨きと中磨きが丁寧にされていれば、曇ることなく、みるみる輝き出すので、研磨職人の腕の見せどころは実は下磨きと中磨きだったりします。
"SLV-10000"のいいところは、
とりあえず、「使えるかな?」状態で磨き始められるところです。
あまり研磨慣れしてなくても、「塗って拭く。」の感覚で気軽に使えます。
5.完成品
バレルのてらてら感伝わりますかね。
勿論それ以外の部分の光沢を出すのに全力を出したので、
最初の状態とはまるで別物になりました。
こちらも後日メルカリで出品予定です。
これで一旦、
古式銃コレクションは終了です。
ショーケースでも作ってカッコよく飾ろうかな。
いい感じの写真が撮れたらまたお見せしますね。
ちなみに余談ですが、
妻には何度言っても「フィラデルフィア」がうまく言えませんでした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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