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憎悪はダークサイドか?怒りをコントロールするたった1つの方法。


おはようございます。

#KENMAYA です。

映画「スター・ウォーズ」の世界において、
自然のエネルギーであるフォースをうまく使いこなせる者は、
ジェダイの訓練生として鍛錬を行い、恐怖や憎悪に負けない強い心を持った者のみが、ジェダイ・マスターとなります。


しかし、途中で憎悪や憤怒の感情に支配されてしまった者は、
フォースの「ダークサイド」(暗黒面)に堕ちてしまい、
ダーク・ジェダイ
となってしまいます。(いわゆるヴィランズ(悪役))

ここで注目したいのが、憎悪(憤怒)という感情です。


1.七つの大罪


キリスト教の主にカトリック教では、
人を堕落させる、もしくは罪に導く可能性のある感情を七つの罪源として、
人々に教示してきました。

それが、

傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲

です。

正直、色欲は別にいいじゃねーか。と思いますが、
まぁ現代においても、あまり美しい感情や行動と言えるものではなく、
どちらかと言えば、人間の負の感情によるものが大きいと思います。

嫉妬や憤怒という他者に対して抱く感情は、
存在自体を否定することはできませんし、
カトリック教会自体に懺悔室なるものの存在があるのも、
こういった感情を抱いてしまった自分を正直に告白し、
神(神父)に赦しを乞うものであるわけです。


2.怒りを覚える根源的なモノの正体


怒りを覚えたことのない人間は存在しないでしょう。
それこそ神や仏といった存在でもなければ、喜怒哀楽あって当たり前です。

ではなぜ、怒りを感じるのか。

1つは「正義感」によるものです。
「主観的正義」に反する他者に対して、人は怒りを覚えます。
ここはあくまでも「主観的正義感」です。
人間は自身が成長していく過程で、己の中に「正義」や「ルール」といった独自の「正義感」を育てていくものです。

ですので、公共にとっての正義、つまり客観的に体系化された「法」や「秩序」とは異なります。
この「主観的正義感」は他者にとっては「悪」と見なされることもありうるのです。

2つ目は「嫉妬心」によるものです。
そもそも「嫉妬」自体が七つの大罪に挙げられていますが、
自身よりも優れた容姿、能力や裕福さ、社会的地位など、資本主義においては、常に競争原理が働いているため、嫉妬なくして成長はできません。

しかし、人は自身の努力ではどうにもならない差を見ると、
「嫉妬心」から怒りへと感情が動きます。
つまり、嫉妬と憤怒は相関作用があるといっていいでしょう。

3つ目「自己嫌悪」
今までの感情は全て、自身と他者との間に生まれる感情でした。
「自己嫌悪」は自己否定による怒りです。

自身が理想とする存在へ到達できないことに対する苛立ちです。
ここに明確な怒りとしての性質の違いを見ることが出来ます。
他者に対して攻撃的だった前述した2つと違い、「自己嫌悪」は怒りの対象が自分自身に対して発動するものであり、
怒りのパラメータはそれぞれ個人によって異なります。

「自己嫌悪」の究極は「自死」や「自傷行為」に走ってしまったり、
いわゆる八つ当たりとして他者に攻撃的になったりします。
いい迷惑ですよね、ほんと。


3.怒りのコントロール


さて、今まで怒りの分析を行ってきましたが、
世の中には「アンガーマネジメント」などといって怒りの抑え方や、
忍耐や寛容によって、怒りの感情を押し殺そうとする方法論が溢れています。

わたしからすれば、「アンガーマネジメント」なんてゴミオブゴミです。

怒りの感情は押し殺してはいけないのです。
押し殺そうとすればするほど、抑圧された怒りはストレスとなり、
自己嫌悪に繋がるからです。

怒りの感情をコントロールする術はたったひとつです。

怒りを「やりたいことに昇華させること」です。


例えば、会社の人間関係などで怒りを覚えたのであれば、
一度会社を休んで、やりたいことに思いっきり1日を費やせばいい。

学校で嫌な奴にいじめられたら、学校を1日休んで思いっきり家でゲームなりすればいいのです。


日本人は真面目な性質の人が多いためか、
この「一旦距離を置く」という冷却期間を設けることに否定的な人が多いのですが、
冷却期間は「怒りを押し殺す」のではなく、「怒り」を凌駕する「喜び」や「楽しさ」によって「怒りを昇華」させることができます。


最近はあまり聞かなくなった、「ついカッとなって」。

この衝動的な怒りは、今までの抑圧された怒りが爆発してしまい、結果として理性の箍(たが)が外れて、衝動的な犯罪行為に及んでしまうのです。

ですから、「怒り」の感情は覚えていいのです。

もっと人間は怒っていいのです。
怒ることは悪いことではありません。

怒ったら、休んで、やりたいことをしましょう。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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