【光沢磨き】Denix1264 古式銃レプリカを磨いてみた。
#KENMAYA です。
今回も、古式銃です!
スペイン製デニックス社による、
『Denix1264 フリントロック式古式銃のレプリカを光沢磨き』
してみました!
是非ご覧ください✨
1.購入時の状態
縦に2つバレルの並んだフリントロック銃のレプリカです。
イギリス18世紀頃のマスケット拳銃がモデルです。
サイドに槊杖(かるか)(※弾込め用の杖)が備え付けられており、
なかなかバランスの取れた形をしています。
全長は33cmぐらいで、
撃鉄を起こした状態でバレルが回転します。
バレルは恐らく真鍮製で黒の塗装がなされています。
グリップが象牙フェイクの樹脂であること以外、
全て金属製のため、総重量は1キロと、かなり重いです。
彫刻もご覧の通り、かなり作り込まれており、
磨きがいのありそうなアンティーク感です。
2.下磨き
今回は、前回の教訓から先に紙やすりを使うことにしました。
銃身ではなく、根本の薬室外装がかなり荒っぽくヘアラインが入っているので、そこを取るのはかなり難儀しました。
今思えばベルトサンダー等の電動工具で削ればよかった…。
この左側の状態、わかります?
これを取るにはバフや研磨剤では太刀打ちできません。
まぁ、とにかく、
ヘアラインを消し限りなく鏡面に近づけるために紙やすりで下地作りを頑張りました。
一段落したところで、"SLT-400"を使い、青バフで磨き始めた途端、黒塗装があっという間に剥げました(笑)
さすがにせっかくの黒塗装全部剥がすのもアレなんで、片側のバレルは研磨せず、ツートンカラーにしました。
3.光沢磨き
いつものように、"SLV-10000"で表面光沢を出していきます。
綿バフなどを使って回転数を上げ、ソフトにバフを当てます。
ムラにならないように均一に当てるのがコツです。
仕上げた状態はこんな感じ。
ここからさらに磨き込んでいきます。
4.仕上げ磨き
上記のような固形研磨剤は、最終光沢仕上げにとても優れた研磨剤です。
セームバフや綿バフなど、柔らかいバフで撫でるだけでみるみる光り出します。少し割高にはなりますが、アクセサリーやこういった骨董品の最終仕上げには最高に相性が良いです。
最後まで仕上げた様子がこちら。
ギラギラです。
できるだけ塗装を剥がないように手加減しつつ、
慎重に研磨しましたが、樹脂にだいぶ傷が入ってしまったのが悔やまれます。こういうことがないように、バフがあたって欲しくない場所や汚れて欲しくない場所はしっかり養生テープ等で保護した方がいいです。
まぁ、それでもアンティーク感を残しつつも、
しっかりと光沢が出たので満足しています。
ツートンカラーの仕上がりはこんな感じになりました。
今回も楽しかったです。
こいつにとって、どんな研磨剤やバフが合うのか、考えてるときが一番楽しいです。
5.まとめ
残りの古式銃はあと3本。
(こっそりネタバレすると…バレルが1本、2本ときたら…?)
完成品は後日メルカリにて出品予定です。
世界に(恐らく)ひとつだけの光沢仕上げ品、
気になる方は動画の概要欄よりチェックして頂けると嬉しいです!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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