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『ミステリと言う勿れ』を読みまして

こんちくわ。

今回は、『月刊フラワーズ』で連載中の『ミステリと言う勿れ』を読んだので感想を書いていきたいと思います。現在8巻まで単行本が出ており、宝島社の『このマンガがすごい!』のランキングにここ数年毎年ランクインしている注目のミステリー漫画です。

https://flowers.shogakukan.co.jp/work/300/
↑月刊フラワーズの『ミステリと言う勿れ』のページ

久能整(くのう ととのう)という毛も性格もクセのある、カレーが大好きな男子大学生が主人公。彼が登場人物の言動にアンテナを張り、鋭い洞察力や深い考察によって巻き込まれる事件を解決していくという物語です。

個人的に漫画に限らず映画や小説などこれまでミステリーというジャンルに触れてきたというわけではなく(意図せず)、この漫画を手に取ったのも「なんか話題だから」という単純な理由でした。しかし読んでみるとこれがとても面白い。この作品をきっかけにミステリーものにはまってしまうのではいかというくらいに。

作者は単行本のコメントで、『ミステリーなんて書けないからタイトルも「ミステリと言う勿れ」にしている』みたいなこと言ってましたが、もう物語が緻密に組まれていて、これってミステリーって言うんじゃない?って思いました笑

面白いなあと思ったポイントが、主人公整の博識ぷり。「実はとうもろこしの粒は偶数って決まっている」だとか、「クローバーは傷つけられると四葉になる」だとか。うんちくが次から次へと飛び出して、「へぇ~そうなんだ知らなかったなあ」と何度もにやけました。

絵のタッチは線が全体的に細く、美少年のキャラクターなんかを見ると少女漫画の描き方!って感じ。ミステリーもそうだけど、少女漫画も個人的にあまり触れてこなかったのでとても新鮮でした。

この漫画を機にミステリーものにも手を出していきたいなと思いました。小説で言ったら、東野圭吾とか伊坂幸太郎とか。その辺の作家の本には触れたことがないので、これから開拓していきたいと思います。

総括すると、ミステリーや少女漫画という自分にとって新たな世界に引き込んでくれたそんな漫画でした。出会えてとても良かったです。先日紹介した『BEASTARS』はもう完結済みですが、この『ミステリと言う勿れ』はまだ連載が続いているので(まだまだ続きそう)、しっかりこれからもチェックしていきたいと思いました。

以上、『ミステリと言う勿れ』でした。

バイバイビ~



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