卵が先かヒヨコが先か
一体どんな育てられ方をしたらこんなモンスターが爆誕するのか親の顔が見てみたい。
あ、私と同じ出自だったわ。
見飽きるくらい見てきたわ。
とにかく、モンスター長男は考えるより先に手が出る。
怒りの沸点が低い。
人を殴るとき、一瞬でも躊躇うじゃん。
知らんけど。
人を殴ったことないから、人を殴る人の気持ちが全く理解できないけど。
でもこいつは言葉を知らないのか?と疑うレベルで人を殴る。
しかもちゃんと人を選ぶ。
知能が低いという訳でけではない。
威圧して威嚇して萎縮する相手に対してはバチボコに手が出る。
そのサンドバックの代表が私である。
全く理由が思い出せないけれど、掴まれた頭を壁に叩きつけられた事は忘れられない。
5歳児の心に恐怖を植え付けるには充分だった。
頭を壁に何度も叩きつけられて、気が済んだ兄がいなくなったところで母が登場した。
この母は何もかもが遅いのだ
見て見ぬふりなのか、本人なりのテンポがあるのか分からないが、とにかく全て後手にまわる
その時は何があったのか聞いてくれたが、大体はスルーされる。
私は5歳児ながらも、拙い言葉とジェスチャーを交えて頭を壁に叩きつけられた事を訴えた。
けれど、兄が謝ることは無かった。
私が記憶している限り、母が兄に謝る事を促すことはなかった。
ただ、怖い思いをした私より、母は兄の気持ちを優先したのだ。
ちょっと考えてもらいたい。
小学2年、3年生が未就学児の頭を壁に叩きつけるなんて、どうやって育てられたらそんな技繰り出せるのだろうか。
そして、それを問題視せず見守り続けた親
今思い返しても歪だと思う。
本来なら児相案件、もしくは矯正施設行きである。
でも私はこの男と20年以上生活を共にした。
何故か?
金がなかったからだ。
保護してもらえる場所があるなんて誰も教えてくれなかったからだ。
私の時代はネットが今よりも復旧してなかったし、情報収集のやり方が分からなかった。
「誰も知らない」という名作映画があるが、本当に大人たちは何も知らないのだ。
私はこの暴力装置と化した人間と生きていくのは無理と判断し、20歳を過ぎた時に家を出た。
仕事を始めてようやく自分が自由に生きれると知った。
人の痛みを感じることのできない人間は少なからず存在する。
この男もその類だと思う。
何でこんなモンスターが…と先に書いたが
思い返せば両親がそうだったから自ずと息子である長男も人の心を労らない人間に育ったのだろう
モンスターは悲しきモンスターを産む
親が子を育てる
子どもは親の鑑とはよくいったもので
親が親なら子も子である
家を出たおかげで家の異常さに気づけたし、どれだけ有害指定の一族かも気づけた。
未だに暴力と暴言の呪縛からは逃れられていないが、家を出ることができた、それだけが今の私を救っている。
家庭環境がそうさせるのか
元々もっている本人の素質なのか
卵か先からヒヨコが先か
わからないが、遺伝子学の権威とかその辺の人に調べてもらいたい。