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「生きてるだけで丸儲け」―適応障害になって気づいた本当の意味

明石家さんまさんの座右の銘を知っていますか?

生きてるだけで丸儲け

明石家さんま 名言

です。

コンサル業界に転職しプロジェクト配属後2ヶ月足らずで適応障害を起こし、療養する中で改めて「生きてるだけで丸儲け」という言葉について考えさせらました。

今僕と同じく辛い状態の人にぜひ知ってほしい言葉なので、「生きてるだけで丸儲け」という言葉について、メンタル不調に陥った僕が感じたことをお伝えします。

「そりゃそうだ」くらいにしか思っていなかった

この座右の銘は、1985年の日本航空123便墜落事故にて、本来搭乗予定だった明石家さんまさんが、偶然別の便に変更し難を逃れたという経験から、人生観を大きく変え、生まれたものだそうです。

死ぬこと以外かすり傷

箕輪厚介

とも通ずる考え方です。

「生きてるだけで丸儲け」。
以前から知っていましたが、正直なところ「まあ、そりゃそうだよね」と軽く受け流していました。

たしかに、どんなに辛い状況でも、生きてさえいればどうにかなる。
理屈では理解していたものの、心の底から実感することはなかったのです。

適応障害になって考えさせられた「生きてるだけで丸儲け」

しかし、転職後の環境変化に適応できず、メンタルが崩れてしまったとき、この言葉の重みが変わりました。

適応障害は不治の病ではありませんし、うつ病などより重い症状のメンタル不調もあります。

それでも、人生で初めて「適応障害」と診断された僕は、次のような思いに苦しめられました。

「自分は仕事ができないダメな奴だ」
「自分が休むことで迷惑をかけている」
「他の人は頑張っているのに自分だけ・・・」
「これからどうなってしまうんだろう」

毎日、自責の念と将来への不安に押し潰されそうになっていました。

そんな中、奥さんやカウンセラーと話し、自問自答を繰り返すうちに、ふと「生きてるだけで丸儲け」という言葉を思い出しました。

「生きてるから大丈夫」と思えた

「たしかに失敗したけど、これからやり直せる。だって生きているんだから。」
「失敗したというレッテルや周りの評価なんて関係ない。生きていること自体に価値がある。」
「将来は不安でも、生きていればなんとかなる。」

そんなふうに考えているうちに「あれ、これが生きてるだけで丸儲けってことなのかな?」と思うようになりました。

生きてるだけで丸儲けと思うと心が軽くなった

もちろん、今でも不安や自己否定の感情が湧くことはあります。
でも、そのたびに「生きてるだけで丸儲け」と自分に言い聞かせるようにしています。

「失敗したって生きていればやり直せる」
「自分が生きていることに価値がある」
「将来だって生きていればなんとかなる」
と思えるからです。

メンタル不調で苦しんでいる人へ
「生きてるだけでいいんだ」「自分には価値があるんだ」と、自分を肯定してあげてください。

「生きてるだけで丸儲け」――この言葉が、あなたの心を少しでも軽くしてくれることを願っています。


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