[12年目の3.11]東京でのワークショップに向けてレポート記事をご紹介|「時の海 - 東北」プロジェクト
■ワークショップレポートをご紹介
①手話通訳つきのオンラインワークショップ
震災から10年目の2021年には、コロナ禍中にも皆様の想いを傾聴するためにZoomを利用したオンラインワークショップを5回開催しました。このとき、「時の海 - 東北」プロジェクトとしては初めて手話通訳付きのワークショップに取り組みました。
当日は、宮島達男から「10年前の3月11日、あなたはどこにいましたか?そのとき、どんなことを感じていましたか?」という質問から始まり、あの日の出来事を振り返りながら未来に想いを馳せていく時間に。どんな語りがあったのか、ぜひレポートをご覧ください。
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②縁をつむぎ、未来へつなぐ 日本各地でのワークショップ
コロナ禍の影響も少しずつ落ち着き始め、感染拡大対策をして実地でのワークショップが可能になった2022年は、宮島達男にとってゆかりの深い地域でワークショップの開催が続きました。
「時の海 - 東北」プロジェクトの姉妹作品である『Sea of Time ’98』が20年以上も展示されている、香川県・ベネッセアートサイト直島。続いて30年以上前から作品『時の連鎖』が常設展示されている原美術館ARC。そして2014年に地域の人々と共に制作した作品『Hundred Life Houses』が恒久設置されている大分県国東市・成仏地区と、2006年に『Counter Voice in the Earth』の滞在制作・発表を行った別府市。
どの地域でのワークショップも、東北地域からの距離に関係なく、濃密な時間と語りが共有されていきます。そして、東日本大震災のときにはまだ生まれていなかったこどもたちの参加もたくさんありました。各地で「時の海 - 東北」の作品を介して育まれた縁をつむぎ、東北への想いや命への想いを未来へつないでいくワークショップになりました。
4地域全てのワークショップのレポートが「時の海 - 東北」noteで公開中。その中から大分県の2地域で開催したワークショップレポートをご紹介します。
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■3.11、タイム設定ワークショップ in 東京・有楽町
2023年3月11日(土)に東京・有楽町駅前のYAU STUDIOで「タイム設定ワークショップ」を開催します。
2015年のプロジェクト始動から、東北を中心に17回、オンラインでは6回開催してきた「タイム設定ワークショップ」。東京では、広く参加者を募集する形では初めての開催です。
東京にお住まいの方など、これまで開催地までのアクセスのためにご参加いただけなかった皆様も、ぜひご家族・ご友人と一緒にご参加ください。もちろんお一人様のご参加も大歓迎です!
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■これからの「時の海 - 東北」プロジェクト
日本の各地でのワークショップを経て、2023年は再び東北でのワークショップを予定しています。
2027年の完成に向けて、そして完成した作品が地域や訪れる人々と共に体験する未来を思い描きながら、活動を続けていきます。
今後のワークショップ開催やプロジェクトの進捗などの情報は、noteの他に、ウェブサイト、FacebookやInstagramで配信されますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひフォローをお願いします。
▼「タイム設定ワークショップ」の開催にご関心をお持ちのかたへ
「時の海 - 東北」プロジェクトの活動に賛同いただき、一緒にワークショップに取り組んでくださる組織・団体・個人の方がおられましたら、お気軽に以下のご連絡先までお問合せください。