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そうだ サウナ、行こう。〜おひとり様体験記〜

おひとり様、サウナデビューをしてきました。

きっかけは、2つ。
1つめは、働いてる喫茶店の女性スタッフさんが熱く「サウナのよさ」を語っていたこと。

2つめは、
「テルマエ•ロマエ」の漫画を読んだこと。
※古代ローマ人が現代の日本にちょこっとタイムスリップして、温泉文化のよさに感動しまくる漫画です。

サウナって、子供と一緒に、スーパー温泉に行くと、あっても「入れない」ところだったりしませんか?

まさに秘境。

実は、うちから車で10分くらいのところに、
スーパー銭湯があるんです。

しかも、去年リニューアルして、サウナにこだわった銭湯に生まれ変わったんです。

喫茶店の女性スタッフさんが
オススメしていたのもこちらの銭湯でした。

子供達が学校に、パパが仕事に行っている時間に私はひとりサウナへ。

家では、カラスの行水と言えるほど、
お風呂に浸かっていられない私。

夕飯の準備など、次にやることがあるので、つい急いでしまうのと、お風呂ってすぐのぼせてしまうんですね。温まったのに、具合が悪くなる。

そのため、温泉も長く浸かってられないのに
お金を払うのは勿体ない。なんて気もしてました。

たった850円。されど850円。
払ってすすんだその先には・・

どこでもドアで扉を開けた先のような
リゾート地が広がっていました。

気がついたことなんですが、平日のお昼の時間って、ものすごく女性客が少ないんですね。

その日は、2人いただけ。

ほぼ貸し切り状態の内湯風呂とサウナ、そして紅葉が見頃の露天風呂。

サイコーじゃないですか?

温泉に一人、自分のペースでゆっくり浸かる。
はじめての子供が産まれて13年。
一度も味わったことのないのんびりがここに。

湯に浸かったあと、いよいよサウナデビュー!
恐る恐る扉を開けましたが、誰もいません。

どこでも座り放題。木の香りが充満しています。
暑すぎるので濡れたタオルを顔にかぶって
じっとします。これでちょっとしのげる。
それに、誰か来ても目を合わせることはありません。

ただ、ただ、じっとします。
サウナ初心者の私には、5分が限度です。
そう、たった5分。
それでも汗はダラダラと出てきます。

一度外に出て、水風呂に浸かる勇気はないので、
足だけ水をかけて、また入ります。

私の体って、冷えまくっているのか、普段夏でもなかなか汗をかけないんです。水分をとっても、汗が出ないので、浮腫んだり、具合が悪くなったりしてしまう。
そんな私の体から、サウナでは、汗が吹き出てくる!!

気持ちいい。暑いけど、キモチイイ。
2、3回試すとドロドロの汗が、いつのまにかサラサラの汗に。
露天風呂のある外には、整いスペースとして、
ゆったりと座れる椅子がたくさん置いてあります。

そこでひと呼吸。外は寒いけど身体があたたまっているので心地よいひんやりです。

そしてまたサウナへ。

そろそろいいかと扉を出て着替えたのは、いざサウナへ!と意気込んでからわずか1時間後のこと。

ビフォーアフターがわかるくらい、入る前と出たあとでは、身体のゆるさとスッキリ感が違います。
汗を出すこと、温まること、自分のペースで動けること。

これが、すごく心地いい。

たった1時間、850円で整うなら行けるじゃないかっ。
私の平日の楽しみにサウナが加わりました。

コーヒー牛乳と間違えて買ってしまった。
フルーツっぽい味

思えば、独身時代、ひとり映画やひとりおスシ。
ひとりcafeに、ひとりカラオケ。

いろんな「ひとり」を楽しんできたのでした。
子供も少し大きくなって、自分の時間がとれるようになったのに、その時間を家事で埋め尽くしてしまっていたのかもしれません。

一度失ったひとり時間を取り戻しつつある、今日この頃。断食のように、断ひとりだったからこそ味わえるしあわせを、今はゆっくりと味わいたいなと思います。


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