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忘れられた打ち上げ花火:第7話

「こんにちは」

少し緊張した様子で微笑む
現実のあなた

「ふふ、はじめまして」


はじめましてじゃない
はじめまして

仮想世界で話すように
いつもの会話が始まり
特にあてもなく
自然にふたりで歩き出す

そう
わたしにとって
やっぱりあなたは 
アバターのままのあなたで

あなたにとっても
やっぱりわたしは 
アバターのままのわたしだ



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