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忘れられた打ち上げ花火:第4話

高校生になって
初めて自分で選んだ浴衣は
あざやかな黄緑と黄色が美しい生地に
赤いトンボが描かれていた

いつか
紺地の浴衣が似合う
素敵な大人の女性になりたいと
夢見てたことを

思い出す


***

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恋し続けるために顔晴ることの一つがnote。誰しも恋が出来なくなることなんてないのだから。恋しようとしなくなることがわたしにとっての最大の恐怖。いつも 支えていただき、ありがとうございます♪