「SaGa THE STAGE 〜再生の絆〜」の感想と思い出
2024年3月3日、大阪にて千秋楽を迎えたばかりのこの舞台。
私は東京公演を一度鑑賞できたので、そこに至るまでをのんびり思い出しつつ、備忘録も兼ねて感想も書こうと思う。
※ネタバレを含みます※
※SaGaシリーズ超にわかなので色々と間違ってるかもしれません、すみません※
きっかけ
2023年の初夏の平日、とある夜だったと思う。
私が応援している俳優・三浦涼介さんの新たな出演情報が飛び込んで来た。
『2024年2月上演のSaGaシリーズ舞台化 第三段に出演します!』
(確か、最初の発表では役名やビジュアルは未公開だったと思う。)
私の率直な感想としては、
「え!!SaGa?!」
「私が町長です?(杉田が好きなゲームだ)」
「スクエニだ!!」
「何の役かはまだ不明だけど、三浦さんなら世界観にバッチリ合うのだけは分かる」
「ファンクラブ先行は無いのか、さすがスクエニ」
「ついにスクエニアカウントを作る日が来た」
「ていうかSaGaシリーズって魔界塔士Sa・Gaに始まりロマサガとかサガフロとか色々あるけど、もしかしてプレイしといた方が良い?スマホでできる?
SaGaって硬派なイメージあるから難しそうだなぁ……」
…と、かなり脳内が忙しかった。
というのも私はクロノ・トリガー好きのドラクエ派で(?)、FFは10が良すぎてそれ以外をプレイする気になれない(?)という、スクウェア・エニックス…或いはスクウェアにお世話になりまくってる人間なので、
「スクエニの代表的なRPGの一つであるSaGaシリーズの作品に三浦さんが参加されるなんて!!すごい!!嬉しい!((o(´∀`)o))ワクワク」
と、テンション爆上がって居たのである。
シリーズの生みの親である河津秋敏さんと、イトケンこと伊藤賢治さんの名前はもちろん知っていたし、気になっていたゲームシリーズではあったのでタイミングが良かったし、
「また三浦さんが新たな世界を知るきっかけを作ってくださった…」
と、しみじみ思ったのであった。
発表があった次の日、通勤電車の中でサガシリーズのことを調べた。
舞台の公式ホームページを見て「ロマサガ リユニバース」というアプリゲームが有り、それが「ロマサガシリーズ」の続編で、その”ポルカ編”のさらに続きを舞台で描くらしい…というところまで分かった。
(ちなみにロマサガのハードはスーファミ)
それから数日後、ついに三浦涼介さんが演じる役の名前とビジュアルが発表された。
その名も”バルテルミー”!
公式サイト『ポルカとリズの育ての親でサーカス団の団長。しかし、裏の顔はその世界では名の知らぬ者は居ない暗殺者。』
私「何ぃ?!」
(黒執事の舞台で三浦さんが演じた”ジョーカー”みたいな感じ?)
フォロワーさん「朱雀の術を使うらしいよ、炎で鳥なの!アンクみたい」
私「えっ!!」
公式Twitter『ちなみにビジュアルはこれです』
私「………う…………美しすぎる……………」
フォロワーさん「今、アプリの限定ガチャでバルテルミーをゲット出来るよ!もうすぐで期間が終わっちゃうよ!」
私「今すぐダウンロードします!」
そんな感じで、舞台の予習のためにも早速アプリをダウンロードしたのであった。役の名前が分かってしまえば、的も絞りやすくなるし遊びやすくもなる。
ちょうどこの頃、6年くらいずっと遊んでいた”モンスターストライク”にそろそろ見切りを付けようかと思っていたところだったので、ちょうど良かった。
(結果的に私がスマホアプリゲームに求めるものをモンスト以上に叶えてくれるものは無さそうだ、という結論に至り、未だに切り替えられてはいない。)
ちなみに、この舞台公式サイトでは三浦さんのコメント動画も見られる。バルテルミーの姿のまま、伏し目がちに答える三浦さんの姿はレアかもしれない。
ペンギンズのノブオさんも出演されているyou tubeの公式チャンネルで、どなたかが「三浦さん扮するバルテルミーが撮影ブースに現れた時、あまりの美しさにスタッフが息を呑んだ。その様子を見て逆に不安になった三浦さんが『僕これで大丈夫ですか…?』と仰っていた」
…と、話されていた気がするけど、どの動画だったかはもう分からない(汗)
幻聴もしくは幻覚だったらごめんなさい…。
○追記○
https://www.youtube.com/live/oSysezXeKf4?si=9MbsrTQUAyAkPjja
↑
フォロワー様が教えてくださいました!
この動画の1:28:15から、三浦さんのお話が出ています!
ニュアンスとしては、再現度の高さに周りの人がビビっちゃったという感じでしょうか。
アプリで遊んだ感想
アプリを開いて真っ先に思ったことは、
「金ピカでこのフォント!!!ガチャ画面のこのデザイン!!!」
(顧客の世代となんとなくのベクトルを察知)
「ログインボーナス?が一生終わらない!!!怖い!!!」
…ということである(笑)
そして、ダウンロードしたその日に急いでガチャを回し、無事にバルテルミーをゲット出来た。
その後は育成の仕方や進め方が分からず、ペンギンズのノブオさんが公式チャンネルで上げてる初心者用の動画を見てやっと動線が分かったり、
毎日少しずつ「ポルカ編」を読み進めたり、舞台前日譚となるクエストをクリアしたりして、準備を進めた。
GameWithで強いキャラを調べたところ、この時のガチャで一緒にピクアップされていたジョーがかなり強いらしい事がわかった。
バルテルミー狙いで引いた時に一緒に出せていたので、「ラッキー!」と思いながら、序盤はバルテルミーとジョーを必ず一緒にクエストに連れて行くことにした。
それが如何にエモい編成だったかは、当時は知る由もなく…。
ジョーは物理攻撃のカウンターで出る頭突きが強くて良い。見た目も面白いし、ストーリーを読む前は「この子どうして頭突きするの(笑)」と思っていたけど、ストーリーを読んで納得。
舞台でも頭突きしまくってた!
あとは火と水どちらの属性も兼ね備えているのは、汎用性が高くて良い。
バルテルミーは汎用性が高いと言うよりは、特定の何かに刺さる性能と言った感じ。
というか、ソシャゲにしてはガチャで限定キャラが出やすいなと思った…けど、ゴールドピースを集めてレベル解放しなきゃいけないから別にか…
エスパーガールは持っておくと良い、と聞いたからメダルで交換した気がするけど、それも家族が調べて教えてくれたことで、ようやく分かった。
ロマサガRSは、とにかく何をしたら良いのかが分かりづらく、交換所も中々気付けないところが初心者には大変だったかな(汗)
外部サイトに頼らないと詰むようなゲームは、他人にも勧めづらいかなと…※個人の感想です※
とはいえ、舞台も含めてめちゃくちゃ楽しませてもらったので本当に感謝…m(_ _)m
”七英雄の帰還”を鑑賞
2023年の夏の終わり頃だったかと思う。
サガステ第二弾”七英雄の帰還”がyou tubeでプレミア配信されたので、視聴した。
第三弾とどのような繫がりがあるのかは分からなかったが、雰囲気だけでも掴んでおこうと思ったためだ。
結果的に、この作品も観ておいて本当に良かった!
視聴した当時は”ポルカ編”を半分くらいまでしか読んでいなかったけど、”ポルカ編”の終盤には七英雄が登場するし、何より舞台”再生の絆”ではがっつり登場した!!
この作品を視聴していなければ、彼らの背景や行動理念は分からなかったと思う。本当に、予習しておいて正解だった。
”七英雄の帰還”の公式サイトのあらすじでは、七英雄たちが国を追放されるまでが描かれていたので、舞台でやるのはその続きからかな?と思ったら、
そのあらすじの部分を舞台の前半で描いて、後半で結末を上演する…という構成だった。
後に私が”ポルカ編”を読み終わった時、「”再生の絆”も同じ構成でやるとしたら、バルテルミーは前半で退場しちゃうな…。後半は兼役とかやるのかな?」と予想したが、
ところがどっこい、最初から最後までずっっっとバルテルミーは登場してくれるのであるが、当時はそんなことは予想すら出来ていない。
”七英雄の帰還”を鑑賞した感想としては、
「なんて理不尽なんだ…」
「こりゃ七英雄好きになっちゃうわ」
(暗転多いな)
「このロックブーケを今度は宮崎あみさちゃんが演じるのか、楽しみ!」
「平山佳延さんのスービエ、良いなぁ。悲しい恋物語だったな、海の主の娘?の歌良かったなー」
という感じ。
それから数日後、ポルカ編の終盤で七英雄が登場し、「あ!知ってる人だ!!」と気づけて、読みやすかった。
ガチャでもやはり知っているキャラから育てる傾向にあるので、七英雄とかソウジとか最終皇帝(女)とかは優先的に強化したなぁ…。(しみじみ)
というわけで、第二弾の舞台も楽しく体験させて頂いた。
”ポルカ編”を読んだ感想
2023年の秋頃、やっとポルカ編を最後まで読み終わった。(遅っ)
感想としては、
「バ……バルテルミィイイイイイ(泣)」
「そんな…最期の瞬間にポルカが全てを知るなんて、、そして託すだなんて!」
「最初オネエ口調だったのは、イゴマールに憑依されてたからなのね…」
「うう、お父さん…。」
「来年の舞台では、このバルテルミーを演じる三浦さんを見られるということか…!」
「ていうか、ジョーが、、、(;_;)
舞台公式サイトのあらすじの意味がようやく分かった!ジョーを探して、その結末は舞台を見れば分かるのね、なるほど。」
という感じ。
家族がテーマのお話で、特にバルテルミーの気持ちを考えるととても悲しく、しかし、暖かかった。
そして、ジョーの絵をまじまじと見ていて、小さなシルクハットをかぶっている理由も分かってジーンと来たのであった。
正直、私はロマサガはおろかサガシリーズのゲームは他にプレイしてないし、世界観の設定や他作品のキャラクターまでは網羅出来なかったので、完全に理解は出来ていないだろう。
しかし、バルテルミーをはじめとしたポルカたち家族に焦点を絞って物語を追う、というふうに割り切っていたので、そこは十分理解して準備出来たと思う。
舞台開始まで
私は2023年の夏にTwitterのアカウントを一切消したので、その後はYahooリアルタイム検索で毎日、三浦さんの名前を入れてツイートを検索していた。
舞台上演が近づくと、バルテルミーも歌があるということが分かって、三浦さんがキャスティングされた理由をひしひしと感じていた。
三浦さんの出演としては、2023年の年末から年明けまで呪術廻戦の舞台、その直後にオトコマエフェス、立て続けに単独ライブ…というスケジュールだったので、なんとなく稽古開始の時期は予想できていた。
(単独ライブ東京公演は御本人がインフルエンザにかかってしまったため延期。すごくすごく心配だった…。復帰後の大阪公演のレポートでは元気そうな様子を見られて、安心した。)
土屋アンナさんとのツーショットがインスタに投稿されたり、バレンタイン、三浦さんのお誕生日…とイベントがどんどん過ぎて行き、あっという間に上演開始は眼の前!
you tubeの公式チャンネルで平山佳延さんが三浦さんの歌を絶賛されていて、稽古場で拍手が起きたとお話されていた。
殺陣の稽古の様子も公開されて、結構な割合で映り込む三浦さん!
茶髪なので見つけやすかった(^^)
殺陣の稽古風景を動画で見られることは珍しいので、有り難かった。
そして、殺陣の指導もされていたワグナス役の中村誠治郎さん自身もサガシリーズのファンなようで、熱いこだわりっぷり!
作品を愛してる方に託されているのは、信頼できるなぁ。
そんな中、舞台上演を記念してアプリにて限定バルテルミーがガチャで登場する…という情報をキャッチ!
こんなこともあろうかとチマチマ貯めていた💎を開放…したら、30連目くらいですぐ出たε-(´∀`*)ホッ
そして、公式サイトでグッズを吟味し、三浦さん扮するバルテルミーのブロマイドのサンプル画像を限界まで拡大!!
これは絶対に買おう…!と決定。
サガステにまつわる展示も会場近くで開催されることや、映像配信と円盤発売のアナウンスも有った。
上演の数週間前にチケットが届いたが、美麗なイラストとしっかりした紙にこだわりを感じられた。流石スクエニ。
そして、いざ初日が幕を開けると、バルテルミー…というか三浦さんへの絶賛の声多し!!!
『歌がすごくカッコいい!』
『後半までずっと出番あるよ!』
『こんなに泣かされるとは…』
そんな情報や感想が飛び込んで来るたび、より楽しみになるのであった。
会場へ
池袋は何度も行ったことがあるが、サンシャイン劇場に足を踏み入れるのは初めてだった。
グッズが売り切れることも多いようだったので、開場のさらに15分前には入口に到着しておいた。すでに15人ほどのお客さんが居た。
開場数分前に列が形成され、チケットをもぎってもらい、中へ。
グッズ売り場へ直行!
並びながら、七英雄のドット絵があしらわれたトートバッグが可愛かったので買おうかな…と考えていたら、私の直前で売り切れてしまった(笑)
私はグッズの列では前から20番目くらいだったと思う。並んでいる途中で一部のブロマイドも売り切れが出始めて焦ったものの、無事にパンフレットとバルテルミーのブロマイドをゲットできた(^^)
席に座り、アプリ内の”フリークエスト”に来ていた舞台記念のクエスト(なんか沢山イゴマールと戦うやつ)をプレイしながら、開演を待つことにした。
いざ観劇、そして感想
座席としては、そこそこ前の方の下手側だった。バルテルミー様は下手側からの登場が多かった…気がするので、ラッキーだった。
会場内では伊藤賢治さんの曲が流れており、開園5分前には前座が始まった。
ざっくり鑑賞した感想をまとめると、
良かったところ
・最早バルテルミーが主人公
・観た人は皆、バルテルミーを好きになって帰る
・家族の絆というテーマで、より三浦さんのキャスティングに納得&感謝
・圧巻の殺陣!しかもそれが沢山!
・七英雄たちも大活躍!
・笑いもあり!
・平山佳延さんのイゴマールの恐ろしさ、素晴らしさ
・歌の魅せ方、バランスが良かった
気になったところ
・アプリでポルカ編のストーリーを読んでない人は、前半はついて行くの大変だろうな…どうしても尺が足りない。
・ポルカ、リズ、ジョー、バート、バルテルミー…家族5人のお話なので、アクスタにぜひバルテルミーも入れて欲しい!!
(なんかていうか………七英雄の帰還を観た時にも思ったけど、脚本がもうちょっと、こう…………ほら、その……………(笑)完全初見の人も居ることだし、例えば会話劇にしてバッサリ端折るとか舞台ならではの演出と構成にすることも出来たのでは?みたいな。まぁ、あのシーンを再現したい!みたいな気持ちも分かるけどね、イゴマール戦を観れたのはかなり嬉しかったし。ていうか脚本のプロでも何でもない自分が偉そうに言うなって話。大人の事情も有るかもだし。)
幕が開いてイゴマールが出て来た時に、その声で「平山さんだ!」と気づいた私は度肝を抜かれた。
なぜなら、ポンコツな私は鑑賞前に公式サイトで配役をチェックし直すことを失念していたからである!
声色が七変化するイゴマールは舞台上から観客を見下ろし、振り回し、それによって”次に何をしでかすか分からない”という恐怖や好奇心が生まれる。
イゴマールはなんとなく女の子かと思ってたけど、確かに深淵=アビスから現れたこの存在は、性別などには縛られない。この解釈と演出はすごく良いなと思った。平山さん、すごいなぁ…
そして、イゴマール登場からのバルテルミーとメリッサの別れのシーン。そして、バルテルミーにイゴマールが憑依。
この場面がかなり序盤に描かれたのは嬉しかったし、同時に「待てよ……この演出と、観劇済みの皆さんの感想を思い出してみるに、この舞台もしかしてバルテルミーのお話なのでは?!」と直感。(名推理)
前半から殺陣が盛り沢山で、見ごたえ抜群!
オープニングのキャラの登場の仕方がすごく格好良かった。
イゴマール憑依時のバルテルミーはどこか妖しく艷やか。動きや声だけで「バルテルミーなんだけど、さっきまでとは何か違う…別人の様だ」というのが分かる。俳優さんってすごい。
バルテルミーが最期にポルカに記憶と想いを託すシーンは、やはり眼の前で見るととても辛い…。
育ての親が暗殺者だったと知っただけでもポルカは相当なショックだったはずだし、それを打ち倒すと覚悟を決めた結果が…。
イゴマールの魂の奥からバルテルミーは父親としてポルカ達を見ていただろうし、未知の存在に体を受け渡してでも近くで見守りたかったのだろう。
それを証明するように、最後の瞬間までバルテルミーは深い愛情を息子に向けていた。
休憩を挟んで、後半へ。
「バルテルミーは後半も沢山出番があると聞いたけど、どのように…?」と思いながら鑑賞。
序盤は七英雄たちの笑い有りのやりとり。手品ばかり練習したクジンシー、キックボードで舞台を横断するクジンシー…(笑)
あみさちゃんのロックブーケは、小柄で可愛い声なのがイメージぴったりだったし、お兄様(佐藤アツヒロさん)相手にも堂々としていて、とても良かった!
後半は大平峻也さんのお芝居もすごく胸に来た。
前半でブラウニー(妖精)を見てた時に、「ボーイッシュな声の方だな、これはこれで良いな」と、てっきり女性かと勘違いしてしまっていたが、これも休憩中に慌てて調べてやっと気づいた。
2023年11月に行われた「源平刀剣七夜譚」にて三浦さんと共演されていた大平さん。巴御前のお芝居が私はとても印象的で涙を誘われたし、彼女の言葉と記憶を受けた三浦さん演じる”亡霊”も、美しい涙を流していた。
この俳優さん、要チェックやで!
ジョーが”はじまりのきみ”としてリアルクイーン達のボス的存在になってしまった事実に打ちのめされるポルカ達の前に再び現れたバルテルミーは、その頼もしさと包容力で家族たちを導いていく。
ていうか、歌が!!!
バルテルミーの歌がとっても素敵だった〜!!
ダンスで鍛え上げたあの体幹、伸びやかな歌声と圧倒的な歌唱力!
ものすごい説得力と存在感で、客席を虜にしておりました…(*^^*)
あの…私がポンコツなのでセリフを聞き逃した(しかも台本も買ってない)だけかもしれないが、結局バルテルミーってどのように、何故、復活したので…?
前半で「死んだものは二度と生き返らない」と念押しされていたので、それは無いとして。
ポルカ達が赤ん坊の頃のバルテルミーが、時空を越える塔の不思議な力的なsomethingで召喚された?…と思ったけど、ジョーやイゴマール後の記憶はあるみたいだったし。
ポルカに討たれる直前のバルテルミー?
……どなたか分かる方が居たら教えていただきたい
(;´∀`)
私は「死んだものが生き返る」という展開が地雷なので…。
基本的に地雷無しの超・雑食マンの私でも、これだけは数少ない地雷なので…。
(NARUTOの穢土転生が無理過ぎて読み返せなくなった 笑)
そこらへん、ど、どうなんでしょうね??
ともあれ。
リズとのシーンは、アプリでストーリーを読んでいても「リズは、、、」と思っていたので、父と娘として再会できて本当に感無量だった!
(今、書いててスターウォーズを思い出した。)
バルテルミーに抱きついたリズの前髪部分が崩れてしまった時は、バルテルミーが撫でるような仕草でウィッグを直してくださったらしく…なんて素敵なアドリブ…。
後半を見ていて思ったのが、リズは「母親であり娘であり妹である」という要素が絶妙で、場面によって様々な面が見られるが、一貫して「リズはリズ」という説得力があった。
この物語の中で、一人の人間の成長を見た。
ポルカもバートもみんな歌が上手だったけど、リズは特にだった…と思ったら、ラブライブシリーズに出演されていた方だった。なるほど。
対してポルカは「息子であり兄である」が、ではジョーやバートに対して父親のようであったか?というと、そうではなく、「年の離れた兄」というような距離感だったように思う。
ポルカ役の松田さんがインタビューで「主人公らしくない主人公」と話されていたが、言われてみればそうだな、と思う。
誰よりも強いわけではなく、特別な力もなく、迷うし泣くし挫けそうにもなる。
しかし、ポルカは能動的に行動を起こしたし、何より周りの人を支え、支えられる人物であった。
本人だけ見れば主人公らしさは少ないかもしれないが、もっと視野を広げて家族や仲間たちを含めて眺めた時に、主人公は彼しかいない…と思えるキャラクターだったのかな、と思う。
そんなポルカの父親が、バルテルミーなのである。
鑑賞後に小道具担当のスタッフさんのツイートを見て知ったが、バルテルミーの杖には三つの指輪がくくりつけられていたらしく。
⚪白い宝石の指輪→メリッサとの結婚祝い
🔴赤い宝石の指輪→ポルカの誕生祝い
🔵青い宝石の指輪→リズの誕生祝い
…で、あと2つ指輪が増えるそうな…。
バ…バルテルミィイイイイイ!!!(泣)
杖と言えば、殺陣のときの杖さばきがとても美しくて格好良かった!!
というか、あの長いマントをひらひらくるくるとなびかせて「魅せる」動きは、流石だなと。
三浦さんは”オイディプス王”でも衣装さばきを絶賛されていたけど、舞台さばきも含めて、本当にすごいなぁと感動する。
そんなバルテルミーが、「どうやったらジョーを助けられるのか」と狼狽し決定的な策を出せず絶望するポルカに、「お父さんに任せなさい、絶対になんとかなるから」みたいな態度で接するわけである。
要は「知らないことが最大の武器」というわけだ。
この時点で私は「現在のバルテルミーの性質的に、アレをああしてこうして、それを再びポルカに……ってわけね…」と察して、「oh…」となっていた。
そんなこんなで、七英雄と共闘することになるポルカ一行。
三浦さんがノエル役の佐藤アツヒロさんのことを、光GENJI時代から認識していて憧れていた…と何かで見聞きしていたので、
ノエルとバルテルミーが肩を並べて戦うシーンはそういう意味でも胸熱だった。
そして、クライマックス。
バルテルミーのモノローグの最中は二人のマイクは切られていたが、息遣いや叫びが生で聞こえて来た時は、鳥肌が立ったし心臓がぎゅうと締め付けられた。
お芝居だと、フィクションだと分かっているのに、眼の前で俳優さんがその人物を生きる様を観ると、どうしても感情が揺さぶられる。
”舞台”というものはこれがあるから、私の心を惹きつけてやまない。
この一連のシーンではなんとか涙目で我慢したものの(無理して我慢する必要は無いが 笑)、最後の最後でマグホリに頬を寄せて微笑むバルテルミーで涙腺決壊、、、
カーテンコールでは、ポルカ…もとい松田凌さんの隣で「ありがとうございましたー!」と挨拶する三浦さん。最後に顔を上げた時、お口がにっと笑っていた…ように見えた。
そして「円盤を買うかどうかは観てから決めよう」と考えていた私は、涙と鼻水でぐしょぐしょになりながら予約購入を即決したのであった。
雑感
家族の定義とは何だろう。
最近、”スタウォーズ”のアニメシリーズ”反乱者たち”や、現在アニメも放映中の”ダンジョン飯”を観ていて、「こういう『血の繋がりがない家族』(あるいは、そうとしか形容できない関係性)って良いよなぁ」と思った。
SF作品において、宇宙に浮かぶ舟の中で過ごす状況下ではクルー同士の関係性がそういうふうになっていくものは、多いかもしれない。
(私が大好きな「ガンダム00(ダブルオー)」でも、アレルヤがフェルトに言う『僕たちは家族じゃないか』というセリフ・シーンがすごく好きだ。)
それこそ、RPG=ロールプレイングゲームにおける”パーティ”でも同じことが言えると思う。
今回の舞台のクライマックスを反芻して、去年の夏に三浦涼介さんが演じた”オイディプス王”を思い出していた。(”再生の絆”とは意味合いが全然違うけれども)
産まれてはならない人から産まれ、殺してはいけない人を殺し、娶ってはいけない人を娶った。
血の繋がりがある親子同士で、斬り合い、息子が父親を討つ。それが二度も。
それがとんでもなく悲しく辛いわけであるが、バルテルミーがそれを望んだし、ポルカはそれを叶えた。
誰でも良かったわけでは無い。
こうなった以上、バルテルミーにとどめを刺すのは、それが出来るのはポルカしか居なかった。バルテルミーは信じているからこそ、彼に託した。
”立てないほどの哀しみが 僕を選んだとしても
誰かがこの運命の クジを選ぶなら
僕は避けて生きるだけの 人になりたくない”
UVERworldの楽曲「哀しみはきっと」のこの歌詞が私はすごく好きで、もう10年以上はこの言葉に支えられている。
きっと、ポルカもバルテルミーも他の誰かがこの悲壮な運命を背負うなら、自分自身が…と決断するだろう。
ポルカとリズはサーカス団の団長であるバルテルミーを実の親とは知らず過ごしていたが、家族のように思っていただろうか。その日々の描写は無かった…というか、私は見たことがないのでよく分からないが。
(バルテルミーが「ポルカ!リズ!喧嘩するなら3時のおやつは抜きよ!」「ご飯できたわよー」「お腹出して寝るから風邪ひくのよ」「ポルカはお兄ちゃんなんだから…」とか言ってたのか…!?
いやでも、サーカス団だからみんなで家族、団体行動、みたいな雰囲気だったのかな??)
ある意味、『血の繋がりがない家族』が『本当の家族』だったというか、そうなったというかその真実が分かったというか。
七英雄たち7人も家族のようだし、ヴァルドーとブラウニーの関係性もそう思う。
血縁であれ他人であれ、恋人や友人や仕事仲間であれ、”尊敬” ”尊重”し合える間柄でないと一緒には過ごせないだろうな、と考える。
尊敬。尊重。子供の頃は薄っぺらくてボンヤリした言葉だなと思っていたけど、今はそうとしか言い表せない。
そしてこれは強要されるものではなく、自然と心に湧き立つものであると思う。というか、そう思える人こそが一緒に居たい人だし、与えてもらった幸せを返せるような自分で居たい、と願う。
そう感じ合える関係性が”家族”になるのかもしれない。今のところはそう考えている。
最後に
河津さんがTwitterで(頑なにXとは呼ばない 笑)「まるでバルテルミーというキャラクターが三浦さんに演じてもらうための役であったかのようだ」という旨の発言をされていて強く共感したし、
サガシリーズの創造主であり神にそのように言って頂けるなんて、ファンとしてもとても嬉しかった。
非現実的な美しさと人見知りが故にどこかミステリアスな雰囲気の三浦さんは「最初は中々話しかけられなかった」と共演者の方に評されることもままあるけど、
とても優しく愛情深く、”一度心を許した人にはとことん”な甘え上手なエピソードも沢山あって…でもちょっと天然なところもあって、笑顔がチャーミングな可愛らしい方なんだけれども、
お芝居をしている姿は”その役を生きる”ことに徹底され、そこから想像できないほどの激情が溢れ出す表現に私はいつも目が離せなくて、そういうところがファンとして好きだし、
そんな三浦さんがこのバルテルミーを演じるのは…言葉にするとどうしても安っぽくなってしまうが、本当にぴったりだったと思う。
また、2月中はHuluに加入して「ごくせん2」を見ていた。
教室のシーンになるたび血眼で”武藤涼介”くんの姿を探したし、最終回ではセリフもあって超盛り上がった。
「顔だけ先生」の早坂先生や「呪術廻戦」の五条先生のことも思い出し、「当時は学生役だった三浦さんが今や先生や親の役を演じているのね…」と感慨深かった。
個人的な近況としては…
・ロマサガRSで七英雄のガチャが来てたからスービエ狙ったけど全然出なくて、吹っ切れて💎ぶっぱしたら最後の十連で出た。これ操作されてるよね?(笑)
・「ミュージカル手紙」「マタハリ」の円盤をゲットしたから観なきゃいけない
・アマプラのレンタルで「遺留捜査」のゲスト回を見なきゃいけない(使命感)
・京都でドラマ撮影されているようだけど詳細が気になりすぎる
・というか今年の夏以降の情報解禁がそろそろ来る気がする
・三浦さん、アンクTシャツは予約できたのだろうか?気になる…
・今月は自分の誕生日だったのでファンクラブのメッセージ動画を見た(^^)
そんなところ!
次の現場は「儚き光のラプソディー」
…そのまえに、三浦さんが出ない舞台のチケットも久しぶりに取った。
4月、川本成さん演出の「さよう、ならば、また、」を観に行く!
楽しみだな〜。
ここまで読んで下さった方が居たとしたら、ありがとうございました。
では、また。
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